タイトルにある通り、友達がほとんどいない、或いは一切いない大学生(できれば童貞が好ましい)は金閣寺を読め! と申しますのは、金閣寺は拗らせた奴ほど読んでて面白いし、共感できる作品なのです。 とにかく登場人物のキャラが濃い!! 吃音がコンプレックスで人との関わりが苦手な主人公。彼は何か大胆なことをしようとしても、結局側から見れば大したことなくて、うまくいかなくて、その拙い感じが、ディスコミュニケーションな日々を送っている内気な大学生にうってつけなわけですよ。 そして、彼の悪友(メインヒロイン)の柏木君。こいつがまた曲者でね……。脚が歪んでて独特な歩き方をせざるを得ない人なんだけど、女性の前でわざ…