強制的にファイルシステムをアンマウントする

通常、ファイルシステムをアンマウントする時は

#umount デバイスファイル名
or
#umount マウントディレクト

で、行うと思うのですが、NFSやSambaの場合、通信が正常に行えていないとアンマウントすることができなくなってしまいます。例えば、マウント元のPCを終了させてしまったなどの時です。

今回は、そんなときに強制的にアンマウントする方法をご紹介します。

強制的にアンマウントする

強制アンマウントには2種類あるので順番に説明します。

引数 "-f"

まずは、引数として "-f" を指定するものです。一番最初に思いつく引数だと思います(forceとか)。
ただ、これはある場合においてアンマウントに失敗するそうです。。

#umount -f デバイスファイル名
or
#umount -f マウントディレクト

実際に実行したときに

#sudo umount -f /home/ktomoya/smb4k/HI-WIN/My\ DocumentsD
パスワード:
umount2: デバイスもしくはリソースがビジー状態です
umount: /home/ktomoya/smb4k/HI-WIN/My DocumentsD: デバイスを使用中です

とビジー状態だと跳ねられました。。

引数 "-l"

最終手段が引数に "-l" をつける方法です。
バイスがビジー状態じゃないのと同様に処理をするものです。

#umount -l デバイスファイル名
or
#umount -l マウントディレクト

実際に使ってみると、

#sudo umount -l /home/ktomoya/smb4k/HI-WIN/My\ DocumentsD
#

アンマウントできました。


まぁ、umountを扱うものなんでこんな感じで終わりです。

参考

  • man umount