ソフトバンク商法その・・・いくつ目だろう

いやー、よくもまぁ色々考えるものだと感心した部分もないではないが、人の心につけ込んでいるとしか思えない。
ケータイ「契約」実績で「特別採用」 学生から不満と批判の声
ソフトバンクという会社について世間で賛否両論はあるとは思うが、少なくとも大手ではあるし、もちろん就職を希望する方も多いだろう。今回のやり方は、はっきりいってしまえば内定をダシにして契約を取らせるように仕向けているのではないかという憶測はバカでも容易に想像できる。「内定に協力すると思って・・・」と携帯の契約を求められるのか。イヤすぎる。社員ならそれもわかるのだが、内定前の学生にそれをやらせるのは、就職活動における各社の規定上問題はないのかと思う。
また、あくまで選考基準のひとつとして考えるということは、いかようにも操作できるということであり、際限なく競わせることが可能となる。これで目標件数とかが途中からちらつかされたら、意地でもそれを達成する人もいるだろうし、金を積んで自腹を切ること辞さない状況となってくる可能性も十分ある。
ただ、戦略として考えると、内定を落とした人員も有効活用できるという観点で、会社的に見て実にすばらしい戦略といわざるをえない。さらに、今、携帯電話の会社を変えることは、通常2年契約およびメールアドレスの変更といった制限が伴うため、他会社の機種に後々変えにくい。お祈り通知をもらった後、残ったのは大量の契約だけといった笑えない状況も生まれる得る。だまされたと感じても、もはや後の祭りである。
しかし、世間の目とか倫理とかそういったものを抜きにして考えると、会社の戦略としては優秀だ。優秀であるからこそ、なお許せないものを感じる。どれくらいの人が参加するのかはまだわからないが、内定という人の一生に大きくかかわるものであるからこそ、金銭を度外視しても勝ち取るといった心理を利用した、そんな心のすきまをぬったルール。さすがは・・・ソフトバンク。使えるものは何でも使ってやるという精神をビシビシと感じます。
今回のルール
種目:特別採用コース
期間:3月23日から4月12日にかけて行われた新規申し込みと他社からのMNP(番号持ち運び)の申し込み。機種変更は対象外。
条件:申し込みだけでなく、4月26日までに電話の利用が開始されていることも条件

当確ラインは、何契約だろうか・・・。