「窒息の街」 マリオン メッシーナ:作 ※ネタバレを含みますので、ご注意ください。 フランス、グルノーブル郊外で低所得者向けの公共団地で育ったオーレリーは法律家を目指し大学生となったが、学生生活は自分が描いていたものとは違った。退屈な授業、社会的格差、孤独感。清掃バイトで出会ったコロンビア人留学生のアレハンドロと付き合うようになり視野を拡げていくも、傷つき、社会の不条理や無意味さを感じて段々と気力を失っていく。 作者のメッシーナはジャーナリストとして活動しつつ、デビュー作となった本作で注目され、新世代の作家と言われる。自身もオーレリーと同じく、グルノーブル出身で両親は労働者階級に属すると言う。…