世界的に有名な旅行代理店。
1800年代中頃にイギリスで創設された、世界最初の旅行代理店とされる。
現在はドイツ資本となっている。
日本では、日本交通公社(JTB)がお手本としたほか、現在では、鉄道時刻表の出版元として知られる。
ヨーロッパの主要列車や主要駅を中心に編集された時刻表(英語)。
赤い表紙が特徴で、毎月発行される(「INDEPENDENT TRAVELLER'S EDITION」は、年4回)。
基本的な鉄道時刻表(と付帯情報)を記載した通常版(旅行会社向け)と、個人旅行客向けに各国の入国情報や鉄道パス情報を記載し、装丁を良くした「INDEPENDENT TRAVELLER'S EDITION」がある。
日本では、数年前までは、大規模な書店の洋書コーナーで容易に入手できたが、最近では取り扱う店が激減しており、書店での購入は困難である。
ただし、Amazonでの取り扱いがあり、入手そのものは困難ではない。
ヨーロッパ以外の全世界の主要列車や主要駅を抜粋して編集された時刻表(英語)。
青い表紙が特徴で、隔月毎に発行される。
日本の鉄道も対象で、新幹線は全線・全駅・全列車を掲載、JR特急・急行は全列車を記載している。
また、大都市圏の鉄道や、外国人観光客の利用が多い東武・小田急の特急も、簡単ながら記載されている。
ただし、全世界が対象となっているため、特に政情不安の国などの情報は、最新情報の入手が困難なため、古いままで残っているのも少なくなく、また、その他の国・地域についても、必ずしも、最新の情報が掲載されているとは限らない。
通常版(旅行会社向け)と、個人旅行客向けの「INDEPENDENT TRAVELLER'S EDITION」がある。
こちらも、以前は日本の書店の洋書コーナーで容易に入手できたが、現在では書店での入手は困難である。やはり、Amazonでの取り扱いがある。
日本のダイヤモンドビッグ社(「地球の歩き方」出版元)が発行する、ヨーロッパの鉄道時刻表。
年4回発行される。
「ThomasCook European Timetable(INDEPENDENT TRAVELLER'S EDITION)」をベースに、
日本人旅行客向けの情報を付加したり、日本語解説を追記したりしていると同時に、
日本人観光客が使わないであろう列車(カートレインなど)は割愛されている。
日本人がヨーロッパで鉄道旅行をする場合の必需品であるが、日本と異なり、列車が時刻どおりに走るとは限らない国もあり、取り扱いには注意が必要である。
日本の時刻表とは、レイアウトや使い方が大きく異なっており、それが、日本語版発行の理由ともなっている。
なお、「ThomasCook European Timetable」は、全世界で入手することができるが、ローカライズを行っているのは日本のみである。
街中の書店で、比較的容易に入手できる。
「ThomasCook Overseas Timetable」は、日本語へのローカライズは行われていない。
ただし、以前、ダイヤモンドビッグ社が「地球の歩き方」シリーズとして、この時刻表のダイジェスト版を、世界の鉄道の紹介と併せて、一度だけ、1冊の本として出版ことがある。
あくまで「ThomasCook Overseas Timetable」の雰囲気を紹介するための「読み物」であるため、実用性はほとんどなく、しかも、日本に関するページは全て割愛されている。