京都・奈良・長崎の旅行で思ったこと

約一週間、妻と一緒に京都・奈良・長崎への旅行に行ってきました。妻が「高校生の時以来、京都・奈良に行っていない」と言ったことがきっかけになりました。私も20年以上行って京都・奈良には行ってません。

資金と体力の関係で、夫婦で行く、期間の長い旅行のラストツーの旅行となります。昨年の西欧旅行が第一回目でした。ラストワンは、まだ決まってません。

今度の旅行で一番印象に残ったことは、どの観光地でも中国人旅行者が多いということでした。金閣銀閣・清水・嵐山・南禅寺は勿論のこと、奈良公園東大寺興福寺(奈良)、長崎の稲佐山(夜景の名所)、いずれも中国人が多かった。海外からの旅行客が2000万人を突破したと言う報道がありましたが、さもありなん。

特に京都の銀閣哲学の道永観堂南禅寺は多かった気がします。それも日本の着物を着ている女性が多かった。日本人と思っていると、言葉が中国語で驚いたことがしばしばありました。なんと言うんでしょうか、半日和服レンタルという商売なんでしょうかね。

漢字やそれをもとにしたかな文字、仏教・儒教、極めて多くの日本文化が、中国文化の影響のもとにあります。

朝日新聞12月4日によりますと、中国のGDPが現在12兆ドル、日本のそれが兆ドル強と、中国にぬき去られて何年になるでしょうか、随分差をつけられてしまいました。中国指導部には、米国の19兆ドルも視野に入っていると想像します。
奈良公園のそばの釜めし屋には、多分中国人だろう人々の数十人の集団がありました。中国人の日本経済への寄与は、大きいものがあると思います。

中国を抑えるためロシアに接近という一面を持つ、近頃の安倍政権の外交は危ういと思います。

中国とうまく付き合うことが、米国とうまく付き合うことと同程度大事じゃないかと再認識した旅でした。