常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

2010年GW田邉祐司ゼミ合宿の総括 (in 富士山中湖セミナーハウス)

この大型連休を利用して5/2〜5/4にかけて勉強合宿を敢行しました。今年に入って初めての勉強合宿ということもあり,ゼミ生全員気合いが入った様子で新宿駅に集合。予想されていた渋滞にもはまることなく,無事にセミナーハウスに到着出来ました。そこで私たちを出迎えてくれたのは富士山と山中湖の壮大な風景,そしてゼミ生4年の230でした(彼は地元の小田原から直接セミナーハウスに向かったので)。全員でcheck-inを済まし,いよいよ合宿の始まりです。
合宿では田邉先生のworkshopをメインに,教職志望のcamel,gacha, persimmon柿生による3つのGroup Activity,そして小山本大先輩のRecreationと盛りだくさんとなっていました。
メインイベントである先生のworkshopは2日目(5/3)の10:00~12:00,13:15~14:30に行われました。参加したゼミ生は多くのことを先生から学ばせていただきましたが,その中でも私たちの心に強く刻まれたのは2つです。1つは,一冊のペーパーバックをつぶれるまで読み込む大切さです。「たった一冊の英語の小説でも隅から隅まで内容を読み切ることが,私たちの英語能力に不可欠なのだ」と先生はErich Segal著のLove Storyを通して教えてくださいました。それはLove Storyの最初の一行目が物語っています。冒頭にWhat can you say about a twenty-five-year-old girl who died?とあります。これの意味は誰にでもすぐにわかりますよね。では,ここでtwenty-five-year-oldはどのような意味合いを持つのでしょうか(答えは知っていると思うので省略します)。上記はほんの一例ですが「このような過程を経て自分の英語を育てていくのが必要である」と先生はおっしゃっていました。もう一つはinput・outputを繰り返すことの大切さです。日常生活に言葉はあふれていますね。例を挙げると,「ひきこもり」,「二股(をかける)」,「水掛け論」,「杉内くんのジョークはよくスベる」(杉内くんって誰?)など,きりはありません。ではこれらの日本語を英語で言うとどうなりますか。最初はすんなり英語に変換することが出来ずフラストレーションがたまりますが,“なんとか考えて,何かは必ず言う”という姿勢が,英語学習には大事であると先生は私たちに体験を通して伝えてくださいました。
これらの過程を経ている英語学習者の一人に田邉ゼミ卒業生である現役教員のY先生がいらっしゃるのですが,今回の合宿の2日目に参加してくださいました。色々なお話を伺うことができ,ゼミ生一同は感心するばかり。私たちも偉大な先輩のあとに続くことが出来るよう,日々精進しなくてはなりませんね。


(都立高校勤務のY先生。ゼミのrole modelのお一人です。)


(Day 2の昼食。関係はないけど...)
 合宿では勉強もさることながら忘れてはならないのが,夜中の語らいです(笑)。それぞれ誰と何を話したのかはわかりませんが,ゼミ生の普段は見ることのできないような一面に触れ,一層ゼミの団結力は高まったのではないでしょうか。
 今回の合宿で学んだことはそれぞれ多くあると思います。しかし,この収穫をどう実らせていくのかは私たち次第です。今後の自分を見つめるとても良い機会となった勉強合宿でした。(ゼミ生persimmon柿生)