常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

thin line

現在開催中のパラリンピックに関する記事の見出しから英語表現を拾います。以下,CNN.com(2012/08/31付)の記事より抜粋。

The thin line: Paralympic classification causes controversy

thin lineは「細い線」という意味の他にも,比喩で「際どい境界線」という意味合いでも用いられます(英辞朗on the WEB)。日本語でも「ぎりぎりのライン」などと言いますが,その対訳ととらえることが出来ます。
通常,パラリンピックにおける「障害」は“脳性まひ,(手・足など)切断,盲目,視覚障害,知的障害”といったカテゴリーに分類されるようですが,今回のVictoria Arlen選手の場合は障害の程度が軽く,どれにも当てはまらないとの結論に達し,出場が取り消されました。以前にも,男子陸上で両足義足のピストリウス選手(南アフリカ)のロンドン五輪出場に関しても協議されていました。障害の程度で出場の可否を決めるのはなかなか難しそうです。(GP)

http://edition.cnn.com/2012/08/31/sport/london-2012-paralympics-classification-arlen/index.html?hpt=hp_c4