Yes!プリキュア5第48話感想&備忘録「希望VS絶望 最後の対決!」

 良かった。最高に良かった。
 この一年の間に、プリキュアさん達が獲得したのは「絶望を希望に変える力」。それは「夢」であり「仲間」というメッセージが濃密に詰まったエピソードでした。

 「絶望」は「夢と仲間」で「希望」に変わる!

「私達は未来を諦めてない!」(夢原のぞみ
「みんながいれば、もう、もうドリームコレットは必要無いナツ!」(ナッツ)
プリキュアと一緒に絶望を希望に変えるミル!」(ミルク)

映画 Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険! アニメコミック

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本編感想

プリキュアさん

 ドリームコレットを使われて「絶望」に叩き込まれたプリキュアさん5人組。希望の筆頭夢原さんも辛うじて立ち上がるも「絶望の闇」に打ち克つ「希望」を見出せずに飲み込まれていく。嗚呼、最早これまでか。全く世の中には「夢」も「希望」もありゃしない。あるのは「絶望」だけ。

 いや?いやいや。まだある。まだ残ってる。まだ消えていない。

 そうだ、希望がないなら仲間と夢があるじゃない。

 「夢」が有るなら「未来」を諦めていられない。
 
 夢を分かち合う「仲間」がいるなら、まだ戦える。

「みんなの心が一つになれば、何でも出来るんだから!」

 「絶望」を「夢と仲間」で「希望」に変えてプリキュアさん達復活。

ココ&ナッツ

 後悔に苛まれたナッツと、何度も挫けそうになったココ。でも、プリキュアさん達がいたから、逆境という名の「絶望」は逆にケダモノどもを強くした。
 ナイトメアの社員達が絶望の仮面を付けられたパルミエ王国の仲間達だと知っても「絶望」の耐性を身につけたココ&ナッツはもう昔のケダモノじゃない。

「良かったココ。」(ココ)
「みんながいるナツ。」(ナッツ)
「みんながいてくれて嬉しいココ。」(ココ)

 まだ「仲間」はここにいる。
 まだ「夢」は、パルミエ王国を蘇らせる「夢」だって消えてない。

 「絶望」を「夢(=ココ)と仲間(=ナッツ)」で「希望」に変えてココ&ナッツ復活。

ミルク&パルミエ王国の仲間達

「ココ様、ナッツ様、お二人の言葉はミルクに届きましたミル!」(ミルク)

 ドリームコレットを渡してしまった事で「夢」が費え、「仲間」を裏切ってしまったと「絶望の闇」に飲み込まれた。でも、ココとナッツの呼びかけで「夢」も「仲間」も消えてないと伝えられて復活。

プリキュアと一緒に絶望を希望に変えるミル!」(ミルク)

 ミルクは「ココとナッツ」と「プリキュアさん」の存在で絶望の仮面を打ち破った。パルミエ王国の仲間達も「ココとナッツ」と「プリキュアさん」の存在を知れば絶望の仮面を打ち破れる。そして打ち破った。

 「絶望」を「夢(=パルミエ王国)と仲間(=プリキュアさん&ココ&ナッツ)」で「希望」に変えてミルク&パルミエ王国の仲間達も復活。

デスパライア様&カワリーノさん

 デスパライア様の為に折角頑張ったカワリーノさんも、かつて自分が部下にしたのと同じように「役に立たない」という侮蔑の視線を送られておなくなりになられました。ここに来て、カワリーノさんは「大切な存在」であるデスパライア様を失望させてしまい、デスパライア様はカワリーノさんに失望し、双方共に「仲間」を否定。

 そして、「夢」はもう叶えてしまったので叶えるべき「夢」も無い。

 次の「夢」が無ければ「絶望」だけで、永遠に「希望」に変わる事は無い。次の「夢」を否定し、自分だけ良ければ良いと「仲間」も否定したデスパライア様ならなおさら。

 しかし、追う者は追われる者よりも強い故に、夢を安直に叶えてしまったデスパライア様には、「絶望」を「希望」に変える力は最早残ってない。

 「希望」も「夢と仲間」が無ければ「絶望」です。

次回予告

 Yes!プリキュア5第49話(最終回)「夢と希望のプリキュア5!」

 いよいよ最終回。色々感慨深いです。

ちょっとマジメな話〜ココとナッツの役割〜

 上の方で、

 「絶望」を「夢(=ココ)と仲間(=ナッツ)」で「希望」に変えてココ&ナッツ復活。

 と書いているので何を言いたいか分かってる人もいると思いますが、ココは諦めかけていた「夢」を夢原さんに救われて「夢を諦めない事」を思い出した「夢」を象徴するキャラクターで、ナッツは信じられなくなっていた「仲間」をプリキュアさん達に教えられて「仲間を信じること」を思いだした「仲間」を象徴するキャラなのだと今更にして気付きました。
 そう考えると、ココが「夢」そのものである夢原さんとくっついて、ナッツが「仲間」を守る力を持つ秋元先輩とくっつく事は勿論、何故わざわざ二人もマスコットが必要だったのか、という事が納得出来ますね。(遅い)

おまけ

 夏木さんのビーズをきっかけに、夏木さんの夢、水無月先輩の夢、それに呼応して春日野さんの夢、秋元先輩の夢、そして忘れちゃならない夢原さんの「パルミエ王国を蘇らせる夢」が繋がってプリキュアさんが連鎖的に復活するのですが、あのビーズ、二番煎じどころか、つい去年も「最もプリンセスらしくないプリンセス」達も使った三番煎じの玩具を一人一生懸命販促していた彼女へのスタッフの感謝なのでしょう。厄介払いとか汚れ役とか思うのは心が汚れている大人の考えですよ。(ドクロ)
 夏木さん偉い!よく頑張った!夏木さん可愛い!

 …ところで夏木さん、あの「ポップンビーズメーカー」は来年も使うんですか?(台無し)



 まぁ、ホントに使うらしいのですが。スタッフが夏木さんに罪悪感を感じるのも無理は無いです。(ドクロ)

Yes!プリキュア5 ポップンビーズメーカー

Yes!プリキュア5 ポップンビーズメーカー

Yes!プリキュア5 GoGo! ポップンビーズメーカー

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 毒吐いている私が言うのもなんですが、えげつないですね。