人身売買を廃止せよ

いくつか?っと思う箇所があるエントリーだが、ITゼネコンに問題があるのは間違いないだろう。

ソフトウェア界隈で有名な中嶋氏の言う事はちょっと論点がずれている様な気がする。

業務系システムと、新しいプロダクトを生み出す開発を同じ目線で話しているのが、論点としておかしい。そしてソースコードはアートかもしれないが、アーティストばかりが求められているわけではない。

確かにiPhoneはすごい、Objective-CをどだいにしたiOSのアーキテクトは凄まじい、あれをNextStepの時代に考え、形にしている所がジョブスが天才だと言われる由縁だろう。実際、アニメーションやビューの概念を取り入れ、ネイティブで徹底的にパフォーマンスも損なわないのは神業に近いとさえオレは思ってる。時代はjava,C#などネイティブから階層化に向かっていたのに、その時代の逆を言ったのも、開いた口塞がらない。まさにアートが満載だNextStepCoCoaフレームワークを実装したヤツはアーティストだとさえオレは思う。

で話は戻り、ITゼネコンのシステム屋なんだが、そんな知識はいるのだろうか?
答えはNOだ。業務システムにアートは必要がなく、仕様書通りに作るのがまっとうな仕事だ。まぁまともな仕様書なんぞみた事があんまりないが。

それよりも、業務知識だ!内部統制の知識だ!そして政治力だ!

大規模業務システムなんかは凄まじく膨大な業務フローをシステムに落とし込みに掛かるので、まず業務知識とフローが頭の中に入れるのが必須だ。そして個人情報なんかを扱う内部統制等の知識なんかも必須。最後に一番大切なのは政治力だ、何も知らないおじさん連中を感動させ、良い意味で丸め込めるストーリーを描けないといけない。このテクニックが無いとプロジェクトは頓挫する。おっさん連中にJavaとかWebとかの単語は言ってはいけない

で実際業務フローをプログラムに落とし込む時とかには、基本アートが挟まる必要はない。
そもそもDBから引っ張って表示、入力くらいしかやる事はない、今はフレームワークがあるから逆にいらん事するなって感じだ。なんでITゼネコンの業務システムにはアートは必要がない。