日曜日のマタロ

今日は日曜日ガウディもどきでマタロへ行ってみた。ガウディのころはシウタデーリャに近いフランス駅というところから汽車が出ていたのだが、今は家からだと一番近いのはカタルーニャ広場の地下にある駅からということになる。往復6.2ユーロを払って電車に乗ること40分弱。まだ、夏も終わっていないから海岸へ行く客が多いのかと思ったらほとんどガラガラもっとも乗ったのが9時48分発だからまだみなねているのだろう。
マタロの駅に着くと駅近くは殺風景だ、日本と違ってスペインはどこの町に行っても駅前の商店街などない。どうもこも町の造りは、海岸線を走っている鉄道とは関係なくできている王だ。後でわかったのだがRiera道り(川をふさいで造った道)というのがあって、これのさらに北側に町ができたのだ。駅はだからこのRieraの南にあるということになる。交差点を渡ると案内板があって、これでガウディの工場を見つける。どうもNau Gaudíと呼んでいるらしい。Nauというのは建築用語ではネフということで、まあフランス語に近いカタルーニャ語だから見当はつくというものだ。ちなみのスペイン語ではNave(ナーベ)。これも同じようなものか。
駅からは旧市街とは反対の位置にあるらしい。まあ、協同組合が手に入れた土地だから、当時の畑の中の土地だったのだろうか。すぐ近くで駅から5分も歩けば着ける。実はマタロに行ったことがあるのだけれども、プーチ・イ・カダファルクを見に行っただけで、ガウディのこの工場は見ていない。それというのも工場は廃墟化されて、しかも一部都市計画で整理されてしまって、このネフの一部は掻きとられ、何軒かできたはずの労働者の住宅も姿を消しているから、何も残っていないから見ていない。最近これが修復されて展示会場として公開されているとい言うのは知っていたが、まあ、それを見るだけで行く気にはなれなかった。
今日はガウディになったつもりで日曜のペペタの家を探し当てたかったからだった。町中の市役所に観光案内所があるのでここでMoreu家の家を聞いてみた、案内所にひとりだけ職員がいて、聞いたら知らないということで、早速ネットで調べ始める。ネットで分かるのなら私も知っています、聞きませんと言いたかったのだが・・・・まあ、いたし方なくプーチの作品をいくつか見て帰ることにした。

マタロの駅

マタロにあるランブラ

プーチのマタロでの代表作 カサ・コイ・イ・レガス Casa Coll i Regás 1897年

この作品はhttp://d.hatena.ne.jp/Arquitecto/20110830へ挿入しました プーチ・イ・カダファルクはこの町で市の建築官をしていましたから結構作品はあります これは規模は小さいですがプーチの傑作の一つでしょう
2011年9月4日撮影