この野豚っていうか、猪っていうか、ダイアボアっていうか、兎に角ステキ生物がでかいのは言うまでもないのですが、私が何よりも恐怖を感じたのは、このタスカーを撃ち殺した得物(ええ、得物です。拳銃なんて言うものですか)であり、その得物を振り回したのが11才の少年だってことです。
何かっていうと、この記事を信じるのであれば、
He said he shot the huge animal eight times with a .50-caliber revolver and chased it for three hours through hilly woods before finishing it off with a point-blank shot.
だそうで、8度撃ち、3時間森の中を追いかけ、最後に接射で止めをさしたというのも凄いけど、何ですかその「.50-caliber revolver」って。50口径リボルバーって。12.7mmリボルバーって。口径だけを問題にするなら、ダーティー・ハリー*1よりもドーベルマン刑事*2よりもエゲツナイ銃ですよ。
『サイバーパンク2.0.2.0.』でいうなら、まず皆が大好きアーマライト44が「4D6+1(12mm)」で負け。『クロームブック』のFA “スーパー・チーフ”でも「4D6+3(.454 C)」なので負け。マロリアン・アームズ3516が「6D6(14mm)」なのでようやく勝利な訳です。
そもそも50口径とか13mmの拳銃が全然見当たらないわけで、唯一、勝利しているマロリアン・アームズ3516にしても、「入手難易度:希」で値段もこれだけずば抜けて4525ebな訳で、超スゲェ厨拳銃という扱い臭いので、出版された当時では想定外な口径なんじゃあないかなぁ。
あえて規定するなら「5D6(13mm)」な感じか、もしくは最近のサプリメントではちゃんとフォローされているんだろうかな?
名称 | タイプ | 精度 | 隠 | 購 | ダメージ(口径) | 装 | 率 | 信頼 | 射程 | 価格 | 出展 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アーマライト44 | P | ±0 | J | 易 | 4D6+1(12mm) | 8 | 1 | 標準 | 50m | 450eb | C20 |
コルト AMTモデル2000 | P | ±0 | J | 普 | 4D6+1(12mm) | 8 | 1 | 優秀 | 50m | 500eb | C20 |
FA “スーパー・チーフ” | P | ±0 | J | 難 | 4D6+3(.454 C) | 5 | 1 | 優秀 | 50m | 375eb | Ch1 |
マロリアン・アームズ3516 | P | −1 | J | 希 | 6D6(14mm) | 6 | 1 | 優秀 | 50m | 4,525eb | Ch1 |
とまれ、この銃について調べてみると、
どうにもS&Wの50口径のカスタマイズ品のようで、恐らくはこいつでしょうか。
お値段定価で1,462ドル。だいたい18万円くらいか。全長は15インチ、ざっくり40cmで、こいつはなんだ、あれか
『貴様らにそんな玩具は必要ない』
追記:Wikipediaに記事が上がっておりました。それによるとやはりS&W M500でいいみたいですね。そいつにスコープをつけて、銃身先端上部に穴を開けたもののようです。
追々記:それと最初に捉えられた巨大猪ホグジラに関しては映画化の動きもあるようですね。当然、インディーズですが。
追々々記:公式ページ
追々々々記:続き