No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2013年3月6日 芝浦 駒沢店

"芝浦"ではいつもはアラカルトでオーダーするのだが、今回は初めてコースでオーダー。
前菜やサラダが付く以外に、こちらが「ストップ」と言うまでどんどんお肉がでてくる面白いシステムだ。
センマイ刺し
キュウリやネギの食感で、センマイの食感がより活きる。

炙り
タン、カイノミ、ヒレ、カメノコの盛合わせ。
タンは味が弱く、かなり先っぽで硬さがあるが、それ以外の部位はよく特徴が出ていて旨い。

タン、タン筋
タンは独特の風味があり不思議な印象。
タン筋はじっくりと火を入れることで筋の甘みが際立つ。

友三角、ハラミ、巻き
友三角は赤身の旨み、そして赤身とサシのバランスが素晴らしい。
ハラミはジューシーだが、旨みはそこまで強くない。
巻きは元々味が弱い部位だが、ひたすら甘みが前面に出ていて、それぞれの特徴が見事に引き出されている。

メガネ
適度に奥歯を押し返す弾力はあるが、若干パサついた感じがする。

中落ち、カメノコ、インサイドスカート
3種類の盛合わせでは、先ほどの友三角、ハラミ、巻きのインパクトが強すぎて、こちらはどれも少々物足りない。

もつポン酢
口直しに丁度よし。

ハツ、ミノ、テール
テールがぷりぷりで、奥から染み出るような味わいが感じられる。

トロ肉3秒
サシが粗くそれほど上質なロースではないが、その大きさから、口の中でのインパクトは強い。
また、サシが強すぎないので、1枚ロース特有のしつこさがない。

シマチョウ、ハチノス、マルチョウ

シンシン、カルビ
シンシンにしっかりとしたコクがあり滋味深い味わいがある。

芝浦ロース
終盤で嬉しいさっぱりとしたロース。
お肉自体の味は感じにくいが、味付けのバランスがよく、全体としてかなり旨い。

ここでオーダーストップ。
もう少し食べれるだろうが、帰りに駅までの歩きを考えると丁度良いと思われる。
この辺りの地域では"コソット"同様駅から遠い不便な場所にあるが、それでもついつい行ってしまう魅力のあるお店である。