2年越しの久能山いちご狩りツアー

Blueforce2008-01-13

我が家恒例の、新春静岡久能山いちご狩りツアーに行って来ました。
・・・当分遣隊の読者の多くの方wはご存知だと思うが、実は本日は初代ふうこ号の一周忌になる。もちろん、その時もいちご狩りに行く途中で事故ったので、昨年は結局行くことができなかった。というわけで、今回は2年越し、因縁のツアーとなる。
今年は、昨年清里・蓼科でオフをやって以来1回しかお会いできなかったreoreojpさんご一家と現地で落ち合うことになっており、東京からはいつもお付き合い頂くチワ友さんも参加する犬オフにもなっている。チワ友さんは去年の事故で大変迷惑をかけてしまったので、その罪滅ぼしもあり、reoreojpさんは子供たちも楽しみにしているとのことで、行程など行き当たりばったりは許されず責任重大である。というわけで・・・
前日お付き合いで芝居鑑賞などして、見たくないから録画にしておいたのに同居人が見始めてしまったおかげでSPを見たりして、就寝が0300になってしまったのに、起床0500。昨年9月の海軍死のロード以来のハードスケジュールだ。といっても、三連休の中日で帰りはいくら遅くなってもOK、2時間で起きれば・・・2時間で起きれば・・・なんとか起きた。
まず、晴れの舞台に年越しのドロドロの車では格好悪いと、真っ暗な中東京オート洗車へ。さすがに待ち時間もなく、待合室でゆっくりする間もなく10分程度で上がってきた。もともと天気予報では雪!?というほどの悪天候で開催が危ぶまれたのが、予想よりも早くに回復したので催行となったもので、降水確率は0%、オープンドライブも楽しめそうだ。ピッカピカになったCCでまずチワ友さんを拾って、東名に乗る・・・と、行く先の空が真っ暗・・・これ、本当に晴れるの?と話していたら、ガラスに水滴がポツポツと。道路情報の電光掲示には「厚木―沼津間雨 走行注意」。コラ〜!!!
どこが降水確率0%なんだか・・・その通りに、厚木を過ぎたら本降りになってしまった。まあ、多分山越えだけだから沼津過ぎたら晴れてるんだろうけど・・・しかし、数時間前に洗車したばかりなのに、これはキツイ・・・
去年のように、丹那通りたさに海沿いを進んで熱函道路を行くような真似をせず素直に東名で行ったので、予想よりも早い進行で沼津で降りて下道を行くことにする。熱函経由で行くと、なんかバック・トゥ・ザ・フューチャーみたいに同じ場所でまた追突されて、その瞬間に去年の1月13日に戻りそうで怖くて・・・wwww 国道1号に合流するところで、去年事故の時にお世話になったプジョーの沼津の店の前を通る。今のところ、2代目は無事。どうやら函南の結界は突破したようだ。マルチファンクションディスプレイの表示も「2008」を指しており、タイムスリップした様子もない(走召火暴ボディの色も、内装色も変わらなかったね、うん。
ついに、2年かけて久能山へと歩を進めることができたのである。
しかし、雨はやんだものの、天候は相変わらず好転はせず、絶景の富士―興津間でもなんか今ひとつ消化不良な感じで(当然屋根も開けられず)、清水着。
待ち合わせ場所に向かうべく、海沿いのいちご街道を走ると、まだ朝早い時刻ということもあるが、人も車もいない・・・今日本当に休日!? いくら天気が悪いっても・・・しかも、予報では晴れるって言ってたのに。

待ち合わせ場所でreoreojpさん一家と半年ぶりに再会、ご一家は本日は4人+前回会ったロンチーのぴのちゃんに加えて最近家族に加わったキャバリアのはんと君の犬2匹で、307CCでは手狭だと、先日購入された最新の407SWでのご登場。この407SW、reoreeojpさん曰くなんと世界に1台しかない?らしいグレードとビアンカホワイトというカラーの組み合わせだそうである。確かに白の407というのも珍しい。皆さんもこの車を見かけたらすかさず拝むと御利益がありそうですwwww

いちご農園も、毎回おなじみのなぎさ園さん。

犬連れOKで、いちごを食べた後にお茶を飲むスペースがあったり、トイレがきれいだったりと便利なので、いつもお世話になっている。大人1人1,900円を払って、トレイと練乳2パックをもらいビニールハウスが並ぶ斜面を上がって行く。

1ハウスを貸し切りで、時間無制限食べ放題。久能山名物の石垣いちごは、文字通り石垣に生えているので体高の低い犬には取ることなどできず、今回参加の各犬ともトイレのしつけは完璧なので別に衛生的に問題ないのだが、こんなご時世だから来る度に「今はワンちゃんはご遠慮いただいているんですよ〜」とか言われそうで・・・よく農園の人は何も言わないなーと思っていたら、どこからか知らないフレンチが一匹・・・うろうろしてるんですけど。農園の人が「ほらほら、ビニール引っ掻いたら破けちゃうでしょ、あっち行きなさい!」と本気で怒っている風でもなく追い立てる。どうやら近所の犬が勝手にほっつき歩いているらしい。さすが・・・都会だったら殺人事件の引き金にでもなりそうだ。こりゃ客の犬がどうこうなんて言うはずもなかろう。

フレンチ、触りたかったのだが、夢中になっていちごを食っている最中に姿が見えなくなってしまっていた。
しかし、例年いちご狩りの時は晴天に恵まれるので、もちろんその方が楽しいのだが、晴れるとビニールハウスの中は灼熱地獄!いつもは上着などすべて脱ぎ捨て、Tシャツ1枚になって汗をかきかき食べることになるのである。それだけ考えると、まあ曇りもいいのかも知れないね・・・

とにかく・・・

食べる!

食べる!

食べる! あ、これは花だwwww
今年初はもちろんだが、ひょっとしたらもう1年位いちご食ってないかも。というわけで、1年分の備蓄というか、これで来年のいちご狩りまで食わなくてもいいかも・・・

結局、時間無制限をフルに使って、休み休み1時間!?も食べていたろうか、闘い終わって屍の山・・・

次は、ハウスの中で大して面白くもなかった犬たちに楽しませてやるべく、十国峠へ。reoreojpさんには申し訳ないが、東京方面に向かってどんどん戻って行く。

沼津 洋食屋Bernese(バーニーズ)

途中、いちごはたらふく食ったけれど、食事は朝からまともな物を食べていないので、沼津で犬OKのレストランに。

市街を抜けて国道1号を右折、初代事故現場に向かう国道136号線沿いにある洋食屋Bernese(バーニーズ)。ここは店内犬OKの洋食レストランで、山形牛を使ったサーロインステーキなど肉料理がメイン。店名の通りバーニーズ・マウンテンドッグとボストンテリアが看板犬になっており、お客の犬の写真も貼られており、犬連れでも肩身の狭い思いをすることなく食事ができる。

ランチは1500までで、腹が減っていたので山形牛サーロインステーキ1,700円也を注文。

店内はオープンスペースと扉で仕切られる犬不可?のスペースがあり、どちらにも気兼ねなく食事ができるようになっている。オープンスペースは6人掛けの大テーブル3つ、4人掛1つとカウンター席がり、雰囲気も良く大型犬連れでも落ち着いて食事できるが、こういった代わりの店が簡単に見つからないような土地に遠出した時は一応電話をした方がいかも。

無惨!一面雪景色の十国峠

さておしゃべりしながら飯を食っていたら、ランチタイムの1500を過ぎてしまった。そろそろ行かないと、ということで、ここから30分ほどだが、本日は雲の中の(!)十国峠に出発。それでも、店に入るときは小雨がぱらついていたのに、雨はやんでいくらか明るくなってきた。なんとかなるかな・・・
お店を出てから10分ほどで、「とある場所」を通過する。

函南町役場前のこの場所は、そう、初代の事故現場。まさに一周忌の命日に、色が変わったT5の2代目ふうこ号が弔いにやってきたのだ。

▲期間限定で公開 2007年1月13日 函南町役場前で散った初代ふうこ号
お前が去年果たせなかった目的は無事達成したぞよ、以て瞑すべし。
ここから2台は熱函道路を、丹那盆地を見下ろしながらどんどん高度を上げて行く。トンネルをくぐり熱海峠に出、さらに急坂を上がって行くと・・・

雪でした。
十国峠は、一面の雪景色の中にあった。それでも降ったりやんだりの天気、地面には積もっておらずいつもの広場は一面の芝生が広がっているが、樹々は真っ白・・・ここ蔵王か!?wwww 尾根の先に続く伊豆半島は雲に隠れてしまっている。
う〜ん、降水確率0%の晴天はどこに・・・!? ドス黒い怒りと寒さに身を震わせながら、せっかくここまで来たのだからと、皆さんを連れ出してケーブルカー山頂駅まで1往復することにするが、両側はそこそこの天気のようで、江ノ島辺りから晴れているのが見えるし、新宿の高層ビルもかすかに見えている・・・

が!だんだん雪が本降りに!犬はこんな寒い中でも楽しそうだが、下手をすると下の道までの急坂を降りられなくなってしまう!犬も人間もフラストレーションを山の上に残し退散〜!
すでに夕暮れ、いちご狩りは堪能したので、まあ良し、と。reoreojpさんご一家、天気悪くてなんか申し訳ないですね〜。私はすでに日常生活圏だがw、遠出のドライブとなるご一家のために十国峠ドライブインに寄って土産物の買い物タイム。こちらは買う物もないので、外の景色を見ていると・・・

なんと!太陽が上から顔を出した! 日没直前に日の出を拝むという珍事態。高い高度を覆っていた一面の雲から、太陽が降りてきたのだ。そして、あっという間に下の雲に吸い込まれて行く・・・

御前崎の沖に沈んで行く夕陽と、それを撮るreoreojpさん。
1700、日は暮れて、ドライブインは閉店ということで、追い立てられるように店を出た。これにて、本日のイベントはすべて終了。後はどうやって帰ろうか。とにかく、外気温はずっと0度を切っており、雪がパラパラと舞ったりやんだりという状況。reoreojpさんも来た道を戻って熱海峠から沼津へ降りた方がいいかもしれないが、多分大丈夫だろうと箱峠へ向かうことにする。しかし、道中はすでに写真に撮れる明るさではなかったのでお見せできないのだが、見事なまでに真っ白の樹氷の世界。ノーマルタイヤで大丈夫なんだろうか・・・結局、1月13日箱根越えのジンクスをまた作ることになるのだろうか!?
人を巻き込むのだけはなんとしてでも避けなければwwwwと必死の思いで箱根峠までやって来た。ここまで来れば、あとは1国を降りるだけなので大丈夫。ご一家とはまたの再会を約束してここでお別れ、407SWはまさに関東入りの一歩手前で足を踏み入れずに西へ帰っていった。
こちらは雪道の危険を冒して旧道を元箱根へ降り、そこから芦ノ湖沿いを仙石原へ。真っ暗な道の路面が妖しくギラギラ光る。ブラックアイスか!?いや、車もずっとアイスアラートを出しているけど、路面の状況を見るために降りてみてもそんなに寒くないんですけど・・・しかし、そのうちに路面には真っ白な粒々が・・・ついに来たか!?と思ったら、融雪剤でした・・・
というわけで、無事に御殿場まで降りてきたのだが、本題はここから先なのである。そう、最近定番コースとなりつつある、ゆらりでひとっ風呂の締めで、籠坂峠を上がって行かなければならないのだ。山中湖まで上がれば今度こそ気温は確実に氷点下、昨日来の雨は絶対に雪になって一面に降り注いだはずだ。峠を越えた時点で引き返さなければならないかも・・・ところが、雪は全然積もっておらず、危なげなく富士吉田まで来ることができた。いい感じの進行だね〜。

入浴の前に、まず犬グッズやもろもろの買い物のために河口湖のJマートに。ここは先日も触れたが、店内犬OKのスーパーで、カートに乗せて買い物をすることができる。店内には生体売場をはじめペットグッズコーナー、入口にはドッグカフェもあり、

今まで気が付かなかったが(最近始めたのか?)入口でカートに敷くペットシーツが置いてある(1人1枚なのでマナーを守って下さいね!)。カートにハコ乗り中の分遣隊長とチワ友さんのロンチー、ティナ嬢。屋外にはドッグラン、使ったことないけどなんと大型犬用の個室になった繋留スペースもある!まさに至れり尽くせりで重宝している。

ビールやら米やらでだんだん狭くなってきたカートで迷惑そうな分遣隊長。しかしホンマ、最近値段も変わらないし、狭っ苦しいド○キより河口湖で広々と優雅に買い物する方がいいね・・・!
この後、前回たまたま入って気に入った富士吉田の不思議な和食&洋食レストランに入り、ゆっくりと夕食。この店、とても不思議かつ飯の質量ともに誠に満足な、皆さんにあまり教えたくない所なんですが、今度行ったらレポしてみたいと思いますのでお楽しみに。ここでチワ友さんとお喋りしていたら、2030を過ぎてしまった。十国峠から3時間も経ってしまったのか、ゆらりの営業時間は2200まで、早く行かないと入れなくなってしまう!ということで急いで10分、鳴沢の道の駅に併設されている立ち寄り湯、ゆらりに到着。
ギリギリで入湯券の販売が終了し、危ないところだったが、入れる時間はすでに45分ほど、ちょっとせわしないが致し方ない。お気に入りの五右衛門風呂にあまり長くも浸かれなかったが、ほどほどに温まって深夜割引適用で帰路に就いた。
今回、予想に反してあいにくの天候で、十国峠でたっぷり撮るつもりだった写真もほとんど撮れず、reoreojpさんご自慢の407SWも初顔合わせのはんと君も写真がないのだが、それはまた改めてのお楽しみということで・・・今回ご参加の皆さん、これに懲りずいちご狩り&十国峠例会にまたご参加下さい。