Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’97’89’83’83

本日のお昼間は、懸案の台下冷蔵庫の納品で。昨夜は這うように帰宅したので、搬入する場所の掃除が為されていませんでした。その為10:30には起こしてくれ!そんなメモ書きの上 ズルズルになりながら起床し。起きがけのミルクで何とか目が覚めるのです、そして天気も良いのでトライアンフのエンジンを蹴り上げて店舗に。
新しい什器が入ると、お恥ずかしいことですが如何に目の届かない箇所のお掃除が為されていないかが解ります。¥500玉が出てきたりでしたが、新たな台下冷蔵庫はやや高めの温度設定で熟成したヴィンテージ・シャンパーニュを立てて置き保管させていただこうかと。
問題点は隣の台下冷蔵庫と高さのツラが合わないこと。そして微妙な隙間が出来ており完全なシステムには成りきっておりません。まま、徐々にこのあたりも解決していきます。長い目で見ればこの細かい箇所が大切になってきますので。
そしてそれ以上に来月に先伸ばされるこの台下冷蔵庫のお支払いが大変かな。
で昨夜の久々の極上のシャンパーニュ
・Barolo’97 Silvio Grasso
・Bollinger Grande Anne’83
・Taittinger Comtes de Champagne’83
・Aloxe Corton’89 Louis Latour
選挙明けでしたが、中盤まで相変わらずのゆっくりの。
久々の学芸員のマダムは、もう長いもので15年くらいのお付き合いになります。イタリアもお好みの方ですのでボランジェの後はバローロを。’97は柔らかい飲みごろにも達しつつ。ネッビオーロのスミレの香りは変わらない優雅なスタイルです。
深夜に入られるとやはりこちらのムッシュの存在は心強い。経営者さんの会で太秦の映画村を貸し切られていたそうですが、流石の発想で。
シャンパーニュがやはりこの時期は。ボランジェも嘗てのプライスとはもうかけはなれている、’83のグランダネはその次のテタンジェのコント’83と比較するとやはり予想通りの味わいの差が。好みはそれぞれですが、シャルドネの酸の強さがシャンパーニュの長命さを促しているような。しっかりと熟れたグランダネと溌剌さすら残すコント。どちらも素晴らしいシャンパーニュには変わりない!
〆はブルゴーニュを。’89も必要でしょう、若さは否めない味わいながらも熟した酸のアメリカンチェリーの風味はシャンパーニュの後に芳醇なヴォリューム感が素直に落ち着く。
久々の紫煙も楽しませていただけ。少し酔いました。
         Sommelier R.Imamura