例会

 今日はボードゲーム同好会の例会で、また人狼の夜でした。わしは村の忠実な僕であり真実の探求者にして救済者、占い師として見事村を人狼の恐怖から救ったわけじゃが・・・・あー 狂人やりてー

 人狼のできる人数が集まる前に、同じく今年の大賞ノミネート作である「宝石商」をプレイすることができました。

宝石商 http://www.mobius-games.co.jp/alea/Edel%20Stein%20Reich.htm

 上記のリンク先によれば、同じデザイナーによる「バサリhttp://ejf.cside.ne.jp/review/basari.html のリメイクなんだそうな。知らんかった。確かに、「宝石商」の方がサイコロ振らないだけダイレクトで面白い印象あり。

 ・ゲームの目的
  お金を得ることです。最終的に、一番金持ちのプレイヤーが勝者です。


 ・ゲームの進め方
  まず、各プレイヤーごとに「宝石カード」が配られます。こいつには、4色の宝石のうちどれかが、2〜4個描かれています。色も混ざっていることがあります。同時に金額が書いてあります。
  次に、1枚だけ、イベントカードがめくられます。イベントカードは他人と任意の宝石を交換できたりなかなか強力です。
  そして、全プレイヤーは以下の自分の行動のうち、何をするか決めて、一斉に行動カードを開きます。

  1)宝石カードに描いてある「宝石」をもらう
  2)宝石カードに書いてある「金額」をもらう
  3)開かれたイベントカードをもらう
  4)(プレイヤーが5人の時のみ使用)この行動を選んだのが自分だけなら、任意の宝石を1個捨てる代わりに任意の宝石2個をもらう。他にも選んだ人がいるなら、全員任意の宝石1個をもらう。

  ここでこのゲームのキモ。
  以上のうち、1)〜3)の行動は、同じ行動をとっているプレイヤーが1人だけならそのまま実現します。
  3人いるなら全員失敗。
  2人の時は交渉になります。細かい交渉のやり方は割愛しますけど、この交渉には宝石を使います。相手に納得する分の宝石を与えて、代わりに行動の権利を譲らせるのです。


 ・勝利条件
  上記の行動選択を何回か行います。(参加人数で変わる。5人なら6回)それで1ラウンド終了。
  1ラウンド終了時に、4色の宝石について、それぞれ1番多く持っているプレイヤーに規定の金額が与えられます。その後、規定の数宝石を捨てます。
  1番多く持っているプレイヤーのみであって、2位3位は関係なく、また持っている数そのものは関係ありません。

  基本はこれで、3ラウンドやります。さらにイベントカードの効果や途中で得た金額を足し合わせ、最終的に一番稼いだ人が勝ち。



 いやー これも商人のゲームですねー。やっぱりゲーマー向けです。
 というのは、このゲームは所有している宝石、現金が全部公開情報になっています。それらを勘案した上で、他のプレイヤー全員の望みを推測、裏をかいて自分の望みだけ通す、あるいはあえて同じ行動でつぶす、等々考えた上で判断しなくてはなりません。そしてしばしば、宝石を使って交渉をまとめ、自分の利益を誘導する必要があります。
 ですから、考えることの好きなゲーマー向け。漫然と考えないでプレイしてしまうと、自分の希望が通ったり通らなかったりでわけわからなくなってしまうかも。
 逆に、勘所を理解したゲーマー同士でやると、思わず額に稲妻が走って「お前が欲しいのは宝石かァ許さん!」とか叫びそうになって楽しい。

仮説;一足リードしたゲーマーは勝利する


「前提」
 協力と妨害のあるゲームで、かつお互いの進行状況がチェックできるものについて。
 複数のゲーマーと、複数のまだそのゲームに慣れていない一般人が混ざってゲームする場合。

「仮説」
 一足ゲーマーがリードした場合、彼はそのままリードを守って勝利する。

「理由」
1)この手のゲームの多くの場合、他をリードするとより有利な状況を作ることができる。(カタンにおいて、他に先んじて都市を作った場合など)

2)一方、多くの場合、その対象を妨害し足を引っ張る手段が用意されている。(カタンで言えば、盗賊を派遣したり、交渉に応じなかったり)

3)しかしまた多くの場合、それらの妨害手段は一人のプレイヤーが単独で行っても効果が無かったりする。また、多くの場合、妨害は妨害にしかならず、自分の勝利のためにはならない。(例えば、リードした相手が鉱石独り占めしてたりするとか。盗賊はそれを盗めるからまだいいが、交渉禁止では、自分が鉱石を入手できない)

4)この様なとき、ゲームをよく理解しているプレイヤーならば、協力してTOPプレイヤーを効果的に妨害できる。
 しかし、往々にして慣れていないプレイヤーは他人の妨害よりも自分の手を進めることに目が行く。あるいは、そもそも対象プレイヤーが有利な状況にあることそのものを見通せないこともある。慣れていないのだからしかたがないのだが。

5)以上より、前提条件において、一人のゲーマーが一足抜けると、他からの妨害要因は無く、そのまま勝利する。



えー つまり何が言いたいかというとですよ。
少し凝った難易度の妨害アリのゲームを、ちゃんとルールを理解したプレイヤー同士で、火花を散らしてゲームするのもきっと楽しかろうなーと。
(そういう意味では、以前やったドリュンター&ドルーバーhttp://ejf.cside.ne.jp/review/drunterunddruber.htmlは面白かった)
・・・
ただ、そうなったら、きっと俺は負ける。俺は論理演算力が弱いからなぁ・・・

Bunkei 自己評価
論理演算力;B-
記憶力  ;C-
演技扇動力;A
交渉力  ;A-
運    ;C+
二つ名  ;へっぽこ策士