華やいだ街で君への贈り物探すつもりだ
そして今、帰京の新幹線に乗ったところであります。
私にとって帰省とは、親しい人々の老いに直面せざるを得ない機会である。両親だってさすがに段々年をとってきたなと思うが、それよりも祖父母や親戚たちだ。彼らの老いを突きつけられると悲しい。しかし第三者ならともかく、悲しんでいるだけではどうにもならないのだ。
彼らの住む町もまた、過ぎていく時間からは置いてけぼりになっている。東京とは確実に違う種類の時間が流れていると肌で感じる。この町は、人々は、この先どうなるんだろう、そう疑わずにはいられない。今回は新年早々、なかなかヘビーな帰省だった。