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Chikirinの日記

2014-09-01 テレビを見ない人がいるなんてびっくり

ネット上では時々、「我が家にはテレビはありません」とか「もう何年も見てない」という人がいて、今でもよくテレビを見るあたしとしては、「まじ?」って感じです。テレビ見ないなんて信じられません。

しかもそう言ってる人の多くが、「テレビ見ない俺って知的。へへへ」ビームを出してたりするので、一粒で二度びっくり。


あたしは大学時代に一度、テレビがない生活を体験してみようと考え、2年間ハコとしてのテレビを持たなかった時期はあるんだけど、それ以外は昔も今も、変わらずよくテレビを見てます。

てか、今でも情報収集ソースの大方はテレビが占めます。だから「テレビ見ない」って人が、いったい何で情報収集してるのか、すごい不思議です。


本? それとも

もしかしてネット??


そんなもんで、よく情報収集ができますね。


★★★


メディアを語るとき、最低でもコンテンツとフォーマットは分けて考えた方がいいと思うんですよね。コンテンツに関して言えば、あたしはまだテレビは圧倒的だと思います。(地上波と BS だけでなく、CS 専門チャンネルのコンテンツも含めてですが)


でも、

・見たい番組を事前に探して、

・それを覚えてて、

・その時間が来たらテレビの前に来て、(もしくはスマホやを取り出し or PCの前に座り)

・スイッチを入れてチャンネルを合わせて見る

っていうフォーマットが余りに時代遅れなだけ。


もしくは、

・見たい番組を事前に探して、

・録画機器を操作して予約する

ってのも、フォーマットとしてダメダメすぎ。そんな面倒なことやる気になれないよね。


あと、番組の途中にコマーシャルやら、おもしろくもないコンテンツが挟まってるのを、自由にカットできないフォーマットも、もはや受け入れがたい。だからスポーツと大事件の報道を除けば、もう「生放送」なんていう馬鹿げたフォーマットでは見る気になれない。

でも、最近はテレビコンテンツの大量録画が可能になってるし、キーワード検索や自動録画もできるので、(あと、事実上のオンデマンドサービスもでてきたし、)そういうのを利用すればフォーマット問題はかなり解決できます。

たとえば私は、時論公論とクローズアップ現代(どちらもNHK)、それに WBS(ワールドビジネスサテライト・テレビ東京)をすべて録画してるんだけど、どれも、生放送で見ることはまずないです。


時論公論って 10分だけの時事問題の解説番組なんですけど、北朝鮮の番組かと思うほど無味乾燥とした雰囲気の中、いろいろ教えてもらえて大変勉強になります。

それでも、2回に1回は「この件はどーでもいい」っていうテーマがあるんで、録画しておいて、再生時にはテーマが分かった段階で即削除したりもします。

WBS もいい番組なんだけど、後半のコマーシャルが多すぎて、とても生視聴ができる状態ではありません。あと、解説者が「当たり」の日は解説も聞きますが、「はずれ」の日は、解説者が話し始めた瞬間に30秒スキップボタンを押します。

加えて、あたしは血を見るのが嫌いなんで、治療の最前線!とかいって、手術映像が映ったりする場合もスキップ。

というように、「見たいときに見たい番組の、見たい部分だけみる」が簡単にできると、今でもテレビはめちゃくちゃおもしろいと思います。


その他、私がよく見るのは、

・韓国ドラマと K-POP 番組

・国内外のニュース番組

・旅番組(秘湯紹介とか鉄道番組)

・歌番組( BGM 用)

カンブリア宮殿ガイアの夜明け

津田大介さんの日本にプラス

Managing Asia

などですが、ほぼすべて CS で録画して見てます。生で見るのはニュースだけ。ってか、ニュースでさえ WBS なんて生で見てない。


見る時は、録画リストから気分に合わせて再生する番組を決め、見始めても、つまんない話が始まったらガンガン飛ばす。少し見て「つまんな」と思えば、数分で番組全体を削除する事もよくあります。

そもそも大半は最初から 1.3倍速で見てるんで、(時々ソレを忘れて)「みんな早口だなー」とか思ってたりと、完全に「自分好みの番組のデータベースの中から、見たい部分だけを見る」という方式。


そうやって選んで見れば、テレビコンテンツには勉強になるものも多く、「一切見ない」なんてスゴクもったいない。私の場合、今でも「ネットを見てる時間」より、「テレビを見てる時間」のほうが長いです。

テレビつまんないって言ってる人は、この「大量に貯めて、見たい番組の見たい箇所だけ見る」っていう方法を知らないだけなんじゃないかな。


「とりあえずスイッチオンにして、映ってるものを見た」結果、「テレビおもしろくない」って若者が言い切るのは、スマホを買って「とりあえずスイッチオンし、最初から入ってるアプリをタップして」見て、「スマホ、おもしろくない」と結論づける高齢者と同じだよね。

自分でカスタマイズしないと、おもしろくないのは何のメディアでも同じです。てか、ネットだろうがテレビだろうが、コンテンツの 90%はくだらないんです。だから、(10%の)おもしろいコンテンツを探す能力の無い人には、「全くおもしろくないメディア」に見えてしまう。

まっ、高齢者に使いやすいスマホも、若者に使いやすいテレビ録画機も、どちらも開発に成功してないってことなんでしょう。


★★★


先日、某ジャーナリストの方が「雑誌と新聞は終わりが見えてきた」とおっしゃってて、確かにねって思いました。

ただこの二つも、「終わりが見えてしまった」理由は、コンテンツの質の低下と言うより、フォーマットが完全に時代遅れだからですよね。新聞とか、夜中の 12時までに起こったことしか朝刊に載せられないとか、それいつの時代の話よって感じでしょ。

雑誌だって、わざわざ買いに行かないと読めないし、やたらと高いし、持ち歩くのも邪魔だし、捨てるのも面倒だし、なにより、面白くないコンテンツ 8割に面白いコンテンツ 2割みたいなヒドイ抱き合わせ販売だし!

こんなフォーマットでは、なかなか手が出せません。


たぶん、ラジオにしろテレビにしろ雑誌にしろ新聞にしろ、バックナンバーのすべてが

・すべて検索でき、かつ、

・いつでも手に入る

っていうフォーマットで提供されたら、

ネットなんて、まだ全く太刀打ちできないくらいリッチなコンテンツがあるわけです。なんだけど、フォーマットが死んでるからどうしようもない。


反対にいえば、ネットが勝ってるのはフォーマットの部分だけとも言える。パソコンはもちろんスマホでも見られるし、検索もできるし、共有もできればコメントも入れられる。過去のデータも消えずに残ってる。

コンテンツはたいしたことないけど、フォーマットが圧倒的に使いやすいから、みんなニュースからエッセイから映像まで、ネットで(見られるもの)しか見なくなっちゃう。


だから普通に考えれば、

「既存メディアのコンテンツを、最新のフォーマットで見られるようにしたら、めっちゃええやん!」っていう話になる(=ネットの優れたフォーマットを理解してる人で、テレビ局を買おうという人は定期的に出てくる)んだけど、


当の本人達が、

「いえ。私どもは現在のフォーマットと、心中する覚悟でございます」って言うんだったら、


どうぞご自由に。


そんじゃーね!



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