終わりと始まりのマイルス 1巻

終わりと始まりのマイルス1 (Fx COMICS)

終わりと始まりのマイルス1 (Fx COMICS)

鬼頭莫宏だけれど今のところライトだよ〜と言われてたけれどライトに、そして普通にエッチだった。
これはアニメの構成だったら第一話から出来ないなぁとか思ってしまったのは夏のあらし!だったらタイムリープが見せれなかったのでみんな出てるお祭り回からやったとか、RIDEBACKやらを見てたせい。
最初から世界観をほとんど説明してない中で話が進んでいくのが特徴的で面白いと思っていたので単行本の中にある世界の設定の説明は蛇足と感じた。あの程度の内容ぐらいは本編で想像させるように描いておけばいいのに。それをやっていたけれどどこまで伝わっているか不安になってといった感じがちょっと臆病すぎないかと思った。あれだけセックス押しだったので読者層を考えるとなおさら。
「何をおっしゃるウサギさん」は自分の父のフレーズだったのでセックス魔王のギカクが言うとニヤッとしつつも複雑な気分になる。
しかしあれだ、鬼頭莫宏の描く女の子はみんな小・中学生に見えるから困る。そしてみんなやることやってる。というか今回はやりまくりだ。スカートの下はドロワーズだ。直接描写してないところが鬼頭莫宏的でないような気もしなくもないが、その辺りは和姦だからという理由が返ってきそうで怖い。
*これに触れなきゃウソだろということで、まぁやっぱりこの感じは灰羽連盟。だんだん話がわかるあたりやら物の捉え方とかそれを使う人々とかも近い。

RIDEBACKを通してみた

ライドバックを評価してる人たちもいるので流しながら通して見たらいろいろ見えた。
テレビアニメとしてみると冗長なだけでつまらない作品だけれど、ダイジェストもしくは映画サイズだとかなり面白い気がする。
周りの状況なんて一切関係ない、ただ踊りたいだけ。バレエの舞台で生きていた尾形にとって世界の情勢は関係なかったという第一話の冒頭の姿を貫いた、尾形のエゴ物語。このアニメはただそれだけの話だった。
深夜のテレビアニメはストーリーとして終わることが宿命づけられているけれど、それでもやはり楽しさは過程にあるのだということを再確認した。結末に向けて描くならば映画の方が合っている。
追記をするとどうしてすぐにレースををさせたのだろう?
レースではテレビシリーズとしてのカタルシスを与えるほどの山場にしなかった。2話目でもうすでに終わっていた。
レース・テロという二つの山場があればテレビシリーズとしての盛り上がりというかカタルシスも与えられて、かつバレエという作品としてのテーマも存在できる。
しかし4話でテロを中心に主人公にライドバック少女の名前を与えてその後の展開を一つにしている。
自分はそれを”原作に悪い意味で引っ張られていると思う”といった
監督なり何なりの意図があるとは思うけれど、考えるほどこの作品に愛着がないのでその辺りだれか説明してほしい。