怖いもので、この業界はちょっと油断すると、次々に新しい話題が出てくる。
今日の日経紙のコラム*1で取り上げられていた「書籍の電子化代行業」もその一つで、自分がこの業界の話題にすっかり疎くなっている間に、いつの間にかネット上でも頻繁に取り上げられる話になっていたようだ。
記事によれば、最近流行っている“電子化代行業”というのは、
「顧客から本が送られてくると、ページを切り離してスキャンし、PDFファイルなどにして納品する」
というサービスであり、「iPad」等の携帯型端末で利用するために、「消費者自らが手持ちの本を電子化する」ことを目的としたものだということ。
別にスキャンなんて、スキャナー買って自分でやればいいじゃないか、と思ったりもするのだが、代表例として取り上げられている「ブックスキャン(大和印刷)」では、350ページまでの本のスキャンを100円でやってのける、というのだから、“それだったら頼んだ方が楽だし早い”と思うユーザーが出てくることは容易に想像が付く。
で、そんなユーザーが増えるにつれてどんどん広がってきたこの種のサービスが、著作権法上適法かどうか、というのが、今回のコラムにおける最大のテーマだったわけだが・・・・
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