Family Music/YMCK(http://www.ymck.net/j/family_music/index.html)

Amazonで取り扱ってないっぽいのでasinは無し。
噂に違わぬ素晴らしい曲。いや、旧CD-Rのでも曲でもかなりくらくら来てたんですけど(手に入りませんでしたが)。
チップチューン的には特に凄いテクニックは逆に使わないよう気をつけているのがよく判るので、凝っていないことを責めるのは筋違いですね。むしろ、三角波矩形波(pAPU的には方形波、というべきなのかな?)デューティー比をファミコンちっくにしているのがさりげないこだわりって感じ。
むしろ、「十字ボタンで溢れ出す、スフレと悪魔とツーファイブ…!」という宣伝文句が大変的確ですね。なるほど、任天堂の近藤さん、田中さん風味の「雰囲気JAZZ」を歌付きでかわいい歌詞と(これまた)さりげない音楽理論で楽しんでいるという。作ってる人たちが楽しそうなのが素晴らしいです。公式サイトのYonemuraさんの解説が無駄にマニアックでおもしろいですね。
この調子で「往年のSEGAサウンド風不思議ロックフュージョン」とか「初期ZUNTATAもどきFM音源プログレオーケストラ」とかのフォロアー……は、出ないだろうなぁ(^^;)。今回はネタの根源がものすごくユーザー層の広い「ファミコン」だったからブレイクしたんだろうし。逆に、音楽側から来た人がSSGの音を完全な50%矩形波(これなら、GMにも含まれてる)と考えて真似したりしても、YMCKの境地までは達しないでしょうけど、その辺の違い、判ってもらえないんだろうなぁ。
セラニのライブの対バンで出ていた所為もあるのですが、セラニとよく比べられますが、知人の「普通に歌ってるとばれないけど、声をのばしたりすると下手なのがばれるね」というコメントが全てを物語っています(^^;)。
いいの。コーラスでつぶしてるボーカルはこの場合あくまでただの「楽器」だし。

オチャメカン/セラニポージ(asin:B000219QMK)(http://www.seranipoji.com/blog/archives/2004/06/post_2.html)

とってもセラニ。活動停止が大変残念。
「ゴーゴー!シューパーガール!」や「地球人のカラダ」「ボンバーミンミ」「さよならいちごちゃん」「shopping mania」なんかのアップテンポなナンバーはどれもかわいいですが、「Gの世界」はちょっと微妙かなぁ。
まぁ、なんだかんだとヘビーローテーションです。特にお気に入りは「さよならいちごちゃん」。PSG風味のイントロから始まって、ものすごいかわいい歌詞に思わずほろりとする展開がかなりツボ。
しかし、結局このアルバム、1曲もササキトモコさんアレンジしてないんね……。

ボンバーミンミ/セラニポージ(ASIN:B0000E6YXH)(http://www.seranipoji.com/blog/archives/2003/12/bomber_minmi.html)

オチャメカンにも被ってるんですけど。
白眉は「僕のマシュ」。メロディーからして全然違うし。「まなもぉん」ではあんまり切ない歌じゃなかったのですが、凄く悲哀に満ちています。絶対このプログラマー、自分の心の中での声は美少女声で想像してるんだぜ(笑)。