実験結果


まずは新馬戦から。実は新馬戦は得意である。FBIもないし展開読みもできないのに。
僕の新馬戦必勝法は、パドックと返し馬。極端に言えば、血統も騎手も厩舎も見ない。
パドックはいつもの通り。ただし、新馬戦は永遠の未勝利馬と未来のG1馬が一緒に走ったりするので調子の良し悪しだけでは決まらない。ただ、同じようなレベルであれば間違いなく調子がよく集中できているほうが好走する。
さて、その能力。
僕は勝手に「ボス理論」と名付けているが、返し馬で大体のことが分かる。
強い馬は牧場時代から群れの先頭を走っていたというエピソードをよく聞く。生き物の本能として、やはり強いもには従うというのがあるんやろう。新馬戦の返し馬を見ていると、ほとんどの馬がいったん直線の真ん中まで来て集団になってそこから待機所へ向けてキャンターを始める。
そこまでが見所。強い馬は自然と歩いているうちに先頭に立つし、キャンターにおろしてもどんどん先頭を目指して走っていく。
さて、今日の場合。若い番号の集団が10頭ぐらい。中で目立っていたのが2バロズハートと7マルーンショット。最終的には2頭だけが併せ馬でキャンターへ。マルーンショットが意識してバロズハートを追い抜こうとするが、バロズハートは悠々とクビだけ前に出る。またマルーンショットが意地になって前へ出ようとする。それが延々繰り返されて結局キャンターを終えるところまでバロズハートが前を譲ることはなかった。
マルーンショットはパドックでもイレコミが激しく、気性に問題があると思われる。一方のバロズハートはパドックでもゆったりと歩いていたが、根性はすわっている。これは強くなると思う。今日の勝ちタイムはものすごく遅いけど、それはペースのせい(3Fから4F目にかけて14秒という調教並みのスローペース)。多分、上のクラスへ行っても相手なりにちょっとだけ前に出るという能力指数系にとって一番やっかいな存在になるんではないかと。
ところで馬券は違う馬を選択。バロズハートでは安いから。パドックでよかった他の3頭の中で14マイネルパルティアが遅れてキャンターへ移ったにも関わらずあっという間に前の集団へ追いついて待機所で止まる頃には馬群の前に。今日は「勝つ馬」を探すのではなく「3着までに入る馬」を探すのがテーマ。ならば多少リスクはあるが、3着なら大丈夫だろうと。スタートがよくなかったけど、よく追いついた。返し馬の再現みたいやったねえ。単複の馬券では一番高い配当でこれは大正解でした。

6Rは典型的な単勝勝負のパターン。なぜならば、パドックでよかった3頭の返し馬を見ていると13アイティトップが先頭を走ってキャンター。2コスモディスティニと4ハイブリッドスターはパッとせず。1番人気やけどしゃあないわなあ。こういう時に単複を両方買うと複勝のオッズが気になって買えない。今日は複勝だけと決めたから逆に少しだけ増やすつもりで確信の「勝ち馬」投票。普段ならここは単勝一本で行ってたと思う。
ちなみに、騎手名は確かに気になったけど、目をつぶっていった。丹内の馬券をとったのは記憶にない。お前、ここ(丹内の1番人気)は初めてか。
ここで1,000円が3,500円になった。順調。
が、7Rで失敗した。「スケベ根性」が顔を出したんよね。パドックでよかった馬で確実に行くなら先行できる9ラッシュストリート。が、2ゴールデンハッチの新馬戦が出遅れにも関わらず一気の差し切り。能力は高い。もし出遅れなければ、という願望と、単にオッズがゴールデンハッチの方が高かったという理由。しかし現実は厳しくてやっぱり出遅れ。で、やっぱり差し届かず。こういうところで勝負に徹することができないのが甘いんよね。スパークキャンドルは先行してバテ。ダートは悪くないと思うけど、気性に問題があるのか元々能力がないのか。後者ではないかと2戦目ぐらいから思ってるけど。
8Rから再スタート。これはもうESPにやられた。思わず「蛯名ボケェ、出遅れんなゴルァ。今の中山で後ろから行って届くと思っとるんかアホゥ。お前がゲート再審査じゃあ」っておもっくそ野次ったったら傍にいたよそのガキが泣き出した(苦笑)。たぶん、あの子供にとってトラウマになったと思うけど、競馬場に子供連れてくるなよってのも思う。馬を見せたかったら動物園行け。
9Rも7Rと同じようなミス。オッズにだまされた。素直に一番いいと思った馬を買え。僕が馬番の数字順に書いていない時はかなり自信がある。9リバプールサウンドは、「先行」「デムーロ」「適度な枠順」と揃った。12ジャンバルジャンはオッズという点で問題外。残った2ダイワオンディーヌ。「先行」「内枠」は揃ったが「先生」というハンデを克服できなかった。

10Rはパドック中継でも書いたけど7ミンティエアーにかなり自信があった。もっと人気するかと思ったけど全然そうでなくって、調教で走るからダートは問題ないと調教師のコメントもある。行こうと思ったら行く脚もある。蓋を開けてみたら一番後ろからの捲りやったけど。あれでキッチリ先行できるようになったら重賞級やと思う。少なくともパドックでは抜けてよかった。一発で元本保証のリミットまで到達の複勝510円。今日一番快心の当たり。
11Rはちょっと、分からん…。結果的には展開(3F32.9のハイペース)やけど、こうなるとお手上げ。
最終はいろんな意味で反省。

先週の土曜、最終だけで挽回というのがあって以来、味をしめたのがよくない。
反省点1:決めたルール(外したら1,000円から再スタート)は守ろう。
反省点2:10Rから単勝も買い始めてズルズル最後まで来た。今日は複勝だけと決めていたのに。
反省点3:先生、信じちゃいけないよ(苦笑)
というわけで、最終がなければちょっとだけの負けで済んだのに、「ちょっとした」負けになってもた。
最後にハズレ馬券集。ちゃんと(暗黒)してるなあ。