NHKマイルC

しばらくFT指数の使い方を研究してみて、有用な方法を見つけたので紹介しよう。
出馬表の右上に「レースレベル」が出ているが、これは出走馬の指数の平均値だと考えていい(厳密には少し違うが)。ほぼクラスレベルと合致し、500万平場で50、1000万特別で52、1600万で54、古馬のG1だと57が相場だ。
出走馬の大半がこのレースレベル程度しかない混戦のレースもあれば、数頭が抜けているレースもある。
考え方次第だが、狙いやすいのは当然後者。
では、どれくらい抜けていれば鉄板かというと、どうやら+3というのがカギのようだ。
クラスレベル+1の馬がいないレースはまずない。クラスレベル+2の馬がいないレースはまれにあるが、大半のレースでは何頭か存在する。しかし、クレスレベル+3となるとめったにいない。
クラスレベル+3というのは、未勝利(48)、500万平場(50)、1000万特別(52)のクラスレベルが2刻みであるから、実際には1つ上のクラスで走ってもそこそこ勝負になるというレベルだ。つまり、昇級即ヅモできるレベルの馬だということである。これは現級なら確勝級。そこを狙い撃ちというわけだ。
もちろん全てが上手くいくわけではないし、オッズが割に合わないことも多い(能力が抜けているわけだから当然人気する)。
そうやってレースを絞り込むことで、逆に1点集中で軍資金を投下してやれば大数の法則に対抗できるのではないだろうか?
逆にあえて混戦のレースで騎手・厩舎・血統から手広く買うのも手だ。このケースはオッズも割れることが多く、比較的高い配当を得やすい。が、騎手が五十歩百歩国木田独歩な裏開催では全く絞り込めない。


さて、それを踏まえた上でNHKマイルC。非常に混戦模様だが、コパノリチャードが指数では一歩リード。もっとも、東京で逃げ馬なので勝つまではどうだろう?
次点組が10頭くらいいるので混戦なのだが、騎手や脚質を考慮するとガイヤースヴェルトが有力に思える。馬主もG1を勝てるところで、唯一のマイナス点があるとすれば厩舎がG1でどうかと(開業以来2つしか重賞を勝ってない)。ただ、その2つのうち1つがゴスホークケンの朝日杯だから、まあ一応、G1は勝ったことがある、と(笑い)。
これだけ混戦なので、3着までに1頭はトンデモな人気の馬が突っ込んでくる可能性もあるので、人気薄も含めて手広く行くか、人気馬相手のワイド(結構オッズがいい)あたりが無難だろう。

検証

クラスレベル+3の馬がいるレースについて結果を調べてみたところ、ある傾向がみえた。
それは、


3番人気までのクラスレベル+3馬が買い


という事実だ。
クラスレベル+3馬のいたレースは10あったが、そのうち6レースで3番人気以内に該当馬がいた。
そして5つのレースで連対、1番人気なら4戦全勝だ。


能力があるのに人気していないというのは、これはもう出来が悪いということだろう。全く無視していい(事実馬券にならないどころか掲示板すら困難だったという結果だ)。
そこそこ勝負になりそうな4番人気、5番人気というのも微妙なところで、例えて言うなら、岩田が乗ってるのに10倍の5番人気でしかない、という現象と同じだ。つまり、これも出来が良くない、あるいはコース適性が微妙なのだろう。これも全く馬券になってない(逆に言えば、+3馬なのに4番人気以下は自動消去だ)。


2番人気、3番人気でも連対は果たしている。しかも相手は全て1番人気。
ということは…


クラスレベル+3馬が、1番人気なら黙って単勝1点勝負。
2番人気、3番人気なら1番人気との馬連1点勝負。


これがFT指数を利用した必勝法だ!


ちなみに、3番人気までに複数の+3馬がいたケースでは、きっちりワンツーフィニッシュ。これはかなり信頼度が高いだろう。