こっれはすごい! めちゃくちゃ面白かったァアア! 開始数分で誘拐される主人公。監禁された部屋で、電話が壊される。壊れた電話を必死で回線をつなぎ、ようやく繋がったのは、見知らぬ誰かの携帯電話だった……という冒頭。タイトル通り「携帯電話」の長所短所を存分に発揮したサスペンスでした。シナリオがちゃんと「携帯電話のルール」に基づいて描かれていて物凄く興奮して面白かったですぜ! で、偶然繋がったその見知らぬ人(男性の若者)が物語の第二の主人公なんですが、最初は懐疑的だったものの、犯人と監禁されている主人公との緊迫したやりとりを携帯を通じて聞いて、これは本当の事件だと確信するに至ります。誘拐された主人公を救うべく、警察に行くわけなんですが、そこでもドキドキの展開ががが! 「携帯電話のルール」というのは、「電波に圏外がある」「バッテリーは有限である」「着信履歴がある」などなどですが、そのあたりがストーリー展開に絶妙に影響を与えているところが凄い。もちろん、ある大前提な部分と些細な点での「映画を成立させるためのハッタリ」はあるわけですが、それは余裕で我々がフィクションを楽しむにあたっての許容範囲であります。最初から最後まで次の展開に常にハラハラドキドキさせてくれる一作です。素晴らしい! A
こんな人にオススメ
・
デスノートが好き
・
バタフライ・エフェクトが好き
・知的戦略バトルが好き