週刊少年サンデー 28号 (小学館) SITE

すっかり「サンデー」というカテゴリを新設したことを忘れていました。



巻頭カラー・表紙 「結界師」(田辺イエロウ)
表紙が描き下ろしじゃないような感じがする、ちょっともったいないな。
話のほうは相変わらずの安定ぶり、新たな式神が鯉というのは面白い。
能力の発現ぶりも独特だ。


名探偵コナン (青山剛昌
怖い、怖いなあ。
蘭の眼が今週はいやぬもまして怖いです。
携帯を手にした蘭ですが、彼ほどの人間だったら
暗証番号でプライベート設定していそうな気もするのですが。


金色のガッシュ!!」 (雷句誠
スズメがヒロインの座を取り返そうと必死だが、すでに時は遅きに逸しているような。
それにしても歴史の試験が忍者屋敷を粘土細工で再現とはなかなか斬新だな。
俳句などを見ても分かりますが、清麿にはどうやら芸術的センスはないようです。


史上最強の弟子ケンイチ」(松江名俊
おお、斬新な盛り付けとありますが…
私としてはあの魚の盛り付けかたが激しく嫌です。
タテに積んである餃子よりも、あの魚のほうがよっぽど脅威だ。
そしてまたしても始まる師匠の殺戮ショー。


センターカラー 「WILDLIFE」(藤崎聖人
今回のエピソードはちょっと見ていられなかったですね。
ステレオタイプの馬主に、あまりに出来すぎの話はこびでは
驚きもなにもあったもんじゃないですね。
次頑張って下さい。


読みきり「ブリザードアクセル」(鈴木央
女の子みたいな容姿を嫌って拳法を習った北里吹雪は
嫌われ者の自分をかばってくれた女の子、小雪に告白をするものの、
デートの誘いをすげなく断られてしまう。
彼女はフィギュアスケートホープで、その練習で忙しいのが理由だったのだ。


鈴木央氏は以前ジャンプで描いていた方ですね。
未読なのでどんな作品を描いていたのかは知らないのですが…


作品はフィギュアどころかスケートも初めての吹雪が
拳法で鍛えられた筋力とバランス感覚によって
隠された才能を垣間見せるといった直球な内容。
読み切りとしては申し分ない内容だったのではないでしょうか。
うまいなあ、といった印象を強く残しました。