ぽすたるWORK (依澄れい / 角川書店 Kadokawa Comics A) ISBN:4047136468

ぽすたるWORK

小さな町の小さな郵便局員、文野ふみ子さんの仕事ぶりと
町の住人達とのふれあいを描くファンタジー


そうだ、これぞ依澄れい作品だ。
少し前に発売された「.hack//黄昏の腕輪伝説」は原作付きだったので
あまり持ち味が発揮されていなかったようですが
オリジナルであるこの作品についてはおおいに見せてくれています。


その持ち味がなにかというと、
かわいい絵柄と裏腹の泣かせ系だというところでしょうか。
話そのものは意外とオーソドックスなのですが
メリハリのある構図(特にアップの使い方がうまい)と大ゴマの使い方がうまいおかげで
破壊力が充分にあるものになっています。
最後まで読んでいくと主人公。ふみ子さんじゃなくてくうちゃんだね。


あと、実は読み切り作品「ふるふれ」もらしさが発揮されていて
こちらもお気に入りです。
ちょっとファンタジー入った泣かせ系、実はあんまりいないんじゃないでしょうか。

まあ小説がある程度積ん読状態になっているのはまあやむを得ないとして、
ゲームが積み状態になっているのも仕方ないとして、
コミックが積ん読状態になっているのはまずい気がしますよ。
つうかビニル包装も破っていない本がいくつかあるのを見るといやんなってくる。


しかも大抵マンガというものは好きな作品を何回も読んでしまうという
おそろしいループが待ち受けていたりするので注意が必要だったりします。


今日も「ぽすたるWORK」→依澄れいつながり「スカイ」→Kanonつながり「アンソロ集」(大量)
というどうしようもない無限ループへとひきずりこまれて
新規に読めたのは1冊だけというヘボぶり。
だったら新しい本を買わなければいいのですがねぇ。