少女には向かない職業 (桜庭一樹 / 東京創元社) ISBN:4488017193

少女には向かない職業

大西葵・13歳。
強くて優しい大人になりたい。力がほしい。でも、どうしたらいいのかな。
これは、ふたりの少女の凄絶な《闘い》の記録。


こっちもさわやかなカバーですな、中味はアレですが。
さてと、どうしたもんかね。
この作品も「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけないISBN:4829162767 (私の感想:http://d.hatena.ne.jp/G_CAR_STK/20050111#p1
と同じように結果が最初に語られて、そのとおりに終末へとつき進む物語なのですが
上記作品と比べてひじょうに閉塞感が漂っていて息苦しい。


何故か


分かり合えるはずの友人もあり、悩みを打ち明けられる親友(?)もいるはずの彼女が
だんだんと戻れなくなっていってしまうところでからではないでしょうか。
なんか悔しいですね、ほんのちょっとのボタンのかけ違いで取り返しのつかないことになってしまうというのは
いくらでもあることなのですが
それがこうやって目の前に突き出されてくると、
どうもむずがゆくてイライラさせられてしまうようです。


そう、それは私事か、他人事かの違いなのか…
★★★

今日は昼休みにそろそろ新刊が出てるかなーと考えて駅前の本屋まで見に行ったのですが
まだ棚には先月分しか並べられていなかったので今日の発売はないのかなと考え、
帰りはゲーセン帰りに通るだけかなあーと思っていたのですが…
(行きつけの本屋の中はゲーセンから駅への通り道です)
なんだよー、売ってるじゃんか。


つまり午後に新刊は棚に並ぶということなのでしょうか。
なんだかよく分からないなあ。
もうすでになくなっている本もあったし、難しいね、こりゃ。


あと今度の新刊の「ブルースカイ」はカバーなしで読みなくなっちゃうような
見事なカバーデザインですね。
こんな気持ちにさせられたのは久々ですよ。
透明な文庫カバー買ってこようかな。
中味はどうかな。