6月14日にさまざまなものが重なりましたね。

Flag Day(国旗の日)。アメリカ陸軍の誕生日毎年6月14日(1775年設立)。トランプ大統領の誕生日。No Kings(ノーキング)プロテスト。アメリカの軍事パレードをワシントンD.C.などで開催。すべてが2025年6月14日に重なりましたね。もともと、トランプ大統領が州兵と海兵隊をロサンゼルスに展開した件から、一連の出来事はそもそもかなり事前に演出されていたプランに感じますね。最初から準備しておたかはともかく、もともとロサンゼルス、カリフォルニアが民主党のせいで無法地帯で、それwに秩序を取り戻すというシナリオは、どこかでやろうと考えていたはずなので、それがここできたということなのでしょう。この1日は、単なる偶然ではなく、意図された演出であり、国家的アイデンティティをめぐる闘争のクライマックスの序章のようなものですね。

Flag Day(国旗の日)6月14日。

アメリカ陸軍の誕生日毎年6月14日(1775年設立)。

トランプ大統領の誕生日6月14日。

No Kings(ノーキング)プロテスト2025年6月14日に全米で実施。

アメリカの軍事パレード(2025年)2025年6月14日、ワシントンD.C.などで開催。

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トランプ大統領が州兵と海兵隊をロサンゼルスに展開した件は、ロサンゼルスでの移民政策(ICEによる摘発)への抗議デモは、2025年6月6日に開始。これはICEが40人以上を一斉に逮捕したことを発端としています。州兵の派遣は、デモが暴動化し始めた2025年6月7日以降に本格化しましたが、公式な派遣発表や配備開始は6月9日頃に報道されています。実際には、デモの拡大や暴動の状況を受けて、6月9日を中心に州兵がロサンゼルスに到着・配置。トランプ大統領は連邦権限を発動し、州知事の承認なしに州兵数千人と現役海兵隊員約700人を現地に派遣。これは「内乱」や「国家主権への攻撃」と位置づけた上で、治安回復や秩序維持を目的とした異例の措置です。また、6月14日には大規模な全国デモが予定されていたため、それに備えて州兵と海兵隊がさらに増強されました。


ギャビン・ニューサム知事の対応。ニューサム知事は、連邦政府による州兵・海兵隊の派遣を「民主主義の原則を脅かす前例のない行動」と強く批判し、州の要請なしに連邦が州兵を派遣したことを違法として提訴しました。さらに、トランプ政権の対応が事態を悪化させると訴えています。まとめると、トランプ大統領は連邦権限で軍隊を派遣して混乱収拾を図り、ニューサム知事はこれを違法かつ民主主義に反するとして強く反発している、という構図です。

いやーアメリカは、大混乱ですね。

とりあえずで起きた出来とだけ、記憶のためにメモメモ。

『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』の劇場アニメとアニメシリーズ版の演出の違いから時代を考える

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4月のアズキアライアカデミアは、『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』の劇場アニメとアニメシリーズ版の演出の違いなかなか深掘りできて面白かった。タイトルが雑談になっていて、雑談おつもりでしたが、結局デデデの飲みの集中深掘りになりました。note版の物語三昧の方で深掘りしている内容を、さらに展開できて楽しかった。

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ただ単にみて、面白かった、ではなくて、文脈に接続されていく、文脈を読み解く作業ができると、やはり面白さは倍加して深まりますよね。

グローバルプロダクトやモノのルーツから世界史の流れを汲み取ることの面白さ

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🔳グローバルプロダクトやモノのルーツから世界史の流れを汲み取ることの面白さ

ここ数年、Youtubeの「歴史雑記ヒストリカ」さんが、好きでずっと聴いている。特に、「モノの歴史編」と僕が勝手に読んでいるやつを、何回も何回も繰り返し聴いている。もとも歴史が好きなのですが、何度も繰り返して聴くのは、もちろん楽しいってこともあるんですが、なんでかな?と思っていたんですが。ズバリ、これ繰り返しみていると、すごく勉強になって、「モノの見方がアップデート」されるんですね。

茶の世界史 改版 緑茶の文化と紅茶の社会 (中公新書)

もともとグローバルヒストリーの流れからグローバルプロダクトの生まれてくる過程を描くものは、やはりお茶の歴史が有名です。イギリスのプラントハンターたちの中国からの盗みの大冒険(苦笑)とか、産業革命でボロボロになってまで働く労働者・社畜の原型を作り出した、ハイカロリーの砂糖をぶっ込んで、お茶の覚醒成分で気合い入れて働くマシーンを作り出すのも、砂糖とお茶のグローバルプロダクトの組み合わせで生まれたものですね。

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この流れで、いろいろな「モノの歴史」が頭に入ってくると、「人や政治で描かれる自分学的な歴史」とは違った側面で歴史の構造が見えてきて、大変面白いのです。だけれども、個々のたとえば、小麦、染料、ゴム、ビール、ワイン、なんでもいいのですが、モノの歴史をざっくり知って、頭の中の視点(パースペクティヴ)の枠組みを変えたい時に、なかなか全てのもの本を読んでいる暇は、ありません。でも、これらのものの歴史の進展や分析の深まりの成果を知らないで、最新の歴史を読んでいても、なかなか理解が難しいのです。そういう時、このざっくりで、映像で、解説してくるパトラちゃんとマリーの解説は、めちゃくちゃ良いのです。何よりも、通勤で繰り返し聴いていると、頭に馴染んできます。

これを書いているのは、2024年5月なんですが、D.グレーバーの遺作『万物の黎明 人類史を根本からくつがえす』が話題です。『サピエンス前史』など、定説というかそれまでの説に喧嘩売っているというか全面否定(笑)しているなかなかの話題作なんですが、これもユーラシア大陸の歴史の全体像を描こうという歴史家たちの、これまでの文脈を押さえていないと、いきなり読んでも、なかなか実感まではいかないと思うんですよね。特に、メソポタミアとか、あの辺の古代文明の流れがよく腑に落ちていないと、だからこんなに例や調査をして、この定説をひっくり返そうとしているのか!という文脈の重さがわからない。でも、まぁ読書人といえども、なかなか何でもかんでもは読んでいられないし、こんな重いのを繰り返し読むほど時間はなかったりする。

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なので、この辺の動画は本当に役に立っている。

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それにビールとかワイン歴史も、頭の中に世界史の大きな流れがはいってくると、だから!なのかというエウレカが大きいんですよね。僕は、ビールとウィスキーの歴史を、好きなので、コツコツ調べていますが、こういうのと関連づけられて、おお、そういうことか!というのが頭に入ってきます。それでいろんな側面の知識が「つながって」くると、そこで話されている定説が、それって???なのとか、おかしいんじゃないとか、色々自分で感じるようになるんですよね。そうなってくると、本当に面白くなります。


ちなみに、コテンラジオの人物ではない編も、本当に好き。


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カネを持ってりゃ偉いのか!? 人類史を変えた「資本主義」の正体【COTEN RADIO #233 】