CDよ永遠なのか?

 2万曲も入っちゃうi-Pod。2万曲ってさあ、CD1枚、まあ勝手に15曲だとして1333と3分の1枚だ(1枚15曲という設定がいい加減なのに、そこまで計算してどうする?)。すげーよなあ。
 交響曲ならCD2万枚入るのか?という茶々は入れない(^_^;
 素人なので、たぶんとしか言えないが、CDとかレコードと同じ情報量ではなく、MDのように「間引いた」音だとは思うけど、たぶんすごくいいステレオシステムじゃなきゃ、オレの貧乏耳には同じに聞こえるとは思う。
 世の中、これからはパソコンへの音楽配信が主な販売形態になっていくのだろうか?
 SPレコードからLPレコードへ。そしてCD 。そのCDも1980年代のチープなものが、今はかなりの高音質となった(らしい)。
 実際、リマスターされたCDと、初期の頃のCDを聞き比べると、先ず圧倒的に音の大きさが違う。同じにしようとすると、古いCDではボリュームをかなり上げなくてはいけない。
 そして音の厚み、メリハリが明確に違う。そして音色の忠実な再現。
 それを痛感したのが、ベルベット・アンダーグラウンドの2nd。旧式(?)CDで聴くと、轟音ギターが神経を逆撫でするほどに気色が悪い。変人のルー・リードのことだ。「わざとか?」と思っていた。まるで時報の「ピッ、ピッ、ピッ、ポーン」の「ポーン」の正弦波の音を延々と大音量で聴かされるようで、体調の悪いときなどは苦痛すら覚えた。
 それがリマスターCDでは、きちんと快感に軸足を置いている。
 オレがニルヴァーナなどグランジに対してさほど大きな評価をしていないのは、ここかもしれない。今度、きちんとリマスターCDで聞き直してみたい。
 CDのエクストラバージョンといえるSACDは、通常のCDプレーヤーでは再生できない。いくら音が良くても、なんか昔の4チャンネルレコードや、ビデオテープみたいだった大型カセットテープみたく、歴史の波間に消えていきそうな気がする。
 そうそうDVD化はどうなるんだろう?
 あっ、今日の日記のタイトルは「紙ジャケット」だった(笑)
 リマスターCDも最近は紙ジャケ大流行。まあレコードのサイズの4分の1以下とはいえ、味気ないプラスチックケース入りよりはずっといい。
 個人的には今後、リマスターCDやデラックス・エディションは紙ジャケ最優先にすることにした。
 やはり質感がいいもんね(^ ^)

 ということで写真は今日発売になったザ・スミスのリマスターCD。かなり聴きまくったお気に入りです。
 しかし最近の紙ジャケは、エンボス加工や内袋などの紙質まで当時のLPを忠実に再現している。日本人にやらせると、そこまでやる。職人芸だよなあ。
 上が唯一のライブ盤。下は4作目にして最後の作品。一般的には3作目の「クイーン・イズ・デッド」が最高傑作とされるが、個人的にはこっちが好きです。しかもベスト盤にもなぜか収録されない1曲目が一番好きです。へそ曲がり?です。