ミステリーの悪役

面白いミステリーには宿命のライバルというのが時々登場する。
有名どころではホームズの「モリアーティ教授」、明智小五郎の「怪人二十面相」。
直近ではコナンの「黒の組織」、金田一の「高遠遙一」、夢水の「怪盗クイーン」、西部警察の「銀星会」と「竜神会」。
そしてCSIにも「ポール・ミランダ」という殺人鬼が登場する。
「金銭関係で父親を殺されたのを目撃して殺人鬼になった」というのはニックの弁だが、その異常なまでの芸術性の高さはグリッソムにして「やつの才能は評価する」とまで言わしめたほど。尤も「賞賛は聞きたくない」と眉はひそめていたけれど。
その彼が登場したのが第1シーズンの第01話と第08話、そして今回第2シーズンの第13話。

CSI2

第13話「第4の殺人 衝撃の結末」

父親が殺された同じ日に生まれた人間を殺し続けたミランダ。そしてグリッソムの誕生日もまた、その日だったのだ。
被害者達の共通点、同じ警官にスピード違反の切符を切られていることに気が付いたグリッソムは、裁判所に行くが、その判事席に座っていたのは……?
→何でもないことがあとから重要なトリックとして現れるの繰り返し。
ここでミランダが退場してしまうのはあまりに惜しい気がするが……本当に消えたのだろうかとエンディングを見ても、いまいち自信がなかった。