拓海広志『赤倉旅情』♪ - HelloseaWorldの日記

　僕が作った曲の中には、旅をテーマにしたものがたくさんあります。高校１年のときに友人達とスキーに出かけた妙高高原の赤倉で作った『赤倉旅情』という歌をここで紹介させていただきたいのですが、その後に加山雄三さんが発表した『湯沢旅情』という曲を聞いて、出だしの部分のメロディーが少し似ていることにビックリしました。僕の方が先に作ったのでこれは決して盗作ではないのですが（笑）、僕は海の大先輩である加山さんをとても敬愛しているので、この不思議な出来事に当時少し嬉しくなったことを覚えています。たぶん、これは僕が加山さんの音楽的影響を受けていたことによるのでしょう。

【赤倉旅情】
（詞・曲／拓海広志）（1980年）

　恋しくて　恋しくて　とてもあなたが　恋しいので
　空を見上げていたら　また、雪が降ってきた
　谷を渡る鳥に託して歌った　あなたに届けと
　やがてこの山が白く覆われ　
　僕の思いはまた熱くなるだろう
　清き雪の精よ　それがあなた　
　僕のこの胸の中で溶けていくがいい

　いつまでも　いつまでも　そばにいて　ほしいから
　あなたのいる街へ向かう　風に便りを頼んだ
　揺れる木漏れ日の光にまどろむ　あなたを想って
　やがてこの里に春が訪れ　
　雪解けの川の流れを聞くだろう
　清き雪の精よ　それがあなた　
　僕のこの胸の中で溶けていくがいい

　ありがとう　ありがとう　あなたと出逢えた　その想い
　ただ一つを胸に秘め　僕は此処で生きていく
　川面の煌めきの向こうに浮かんだ　あなたを抱いて
　やがてこの川に鮎が戻れば　
　巡り会う命の定め、知るだろう
　清き雪の精よ　それがあなた　
　僕のこの胸の中で溶けていくがいい

　清き雪の精よ　それがあなた　
　僕のこの胸の中で溶けていくがいい

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≪'The Hyper Bad Boys' - Music≫