San Francisco

虹が出た!

学生さんたちと朝9時半にロビーで待ち合わせである。1カ所集中型で計画を練っておられた皆さんは朝から車(しかもレンタカー)のパンクというハプニングがあって大変そうだが、強行軍に慣れている我々(+学生さん)はExploratoriumとComputer History Museumの両方を見に行くつもりでいたので、お先に出発。

まずBay Bridgeを渡ってSan Francisco入りである。そこから町の中を抜けてTaylor通りを行く。いつもの坂道だ。今日は学生さんもいる手前、静かにしていようと思ったが、なにせ助手席に座っているものでいつも以上の怖さ。しかも満員の車で下りは加速がつく。思わず「ぎゃ〜〜」と声を出しているのであった。その坂を超えればすぐExploratorium。ちょっと回り道をしながら無事到着。

 Exploratorium

4回目。1番最初に来た時になにげに感動したラケット。両手で挟んで上下すると妙な感覚が味わえる...というヤツ。あれはしばらく前からもうない。ちょこちょこっと展示は入れ替わる。今回面白かったのは白黒のサーモグラフィ。目の前に置いてある鉄の星形、月形に手を押し付けるとTattoができるというモノ。唇を突き出して呼吸をすると口の色が変わる。おもしろい。もちろん心臓が動いている卵の展示もあり、死んだネズミと鳥がバクテリアに分解されるまでの6日間が早送りで見れる展示もあり。結構グロテスクで「いいのかなぁ...」と思うけど、自然の営みの避けては通れない部分だ。紫外線を当てるとお水をはじめ、お札やクレジットカードの隠れた情報が見れるという黒い箱。町の写真の一部が2秒ずつぐらいで1カ所ずつ、合計30カ所変わる映像。Focusしていない部分の変化はなかなか気づかない.....というもの。確かに車が入れ替わったり電信柱の場所が変わったりパーキングメーターが移動したり、すぐわかりそうなのにわからない。その他、それはもういろいろな展示を2時間近くかけて見て回る。たくさんある展示のほとんどが触って体験するものなので体力勝負。全部を見ようと欲張っても体力が続かないのと集中力も続かない...と思う。S君が「お腹いっぱいって感じです」と言ってたのがよくわかる。
  
 

 Golden Gate Bridge

橋を通り抜けてSausalitoのバーガーキングでお昼。Whopper JrのJrが通じなくて苦労する。
そこから戻っていつもの橋の絶景ポイントに、お天気が悪いにも関わらず果敢に挑戦である。そしていつも通り、さらに奥まで行ってみたが、今まで以上に霧が深くまったく目の前が見えない状態でとっとと退散である。そんなお天気にも関わらず、我々の車の横を走り抜ける人とバイクがいるのであった。
 

 Computer History Museum

前回来てからそれほど間を置かない訪問である。前と同じおじいさんがツアーを始めた直後に到着したのだが、前回半分以上理解できなかった解説をゆっくりと読んで回りたいと思ったのでツアーに遅れて興味ありそうなところを「読む」ことに専念。九九の計算猿が今回のお気に入り。右足と左足の刺す場所のかけ算の答えが手で表されているというもの。某学習雑誌でありそうなおまけみたい。

 半島酒家

夜はyy兄ちゃんも一緒に中華である。赤と金色と人が溢れかえる中で半時間ほど待ち、通されたところは高砂席の右端だった....。というか、明日29日が中国のお正月で、一家総出でお食事をとっている人が多かったのである。中華の注文は我々には難しい。大豆苗の炒め物はいわゆる「もやし炒め」かと思っていたなにまんだが、実は青菜の炒めもので、それはそれでおいしかったのであった。焼き飯は塩が聞きすぎていたらしく、じゃりじゃりが時々ヒットする。私は卵の殻かと思ったのだけどどうやら塩らしい。お腹いっぱい食べて、腹ごなしに歩いて帰ったところ、お気に入りのイヤリングを片一方無くしてショック。雨で濡れた歩道では、黒いイヤリングなどとうてい見つからず。縁があれば出てくるだろうということで。


ちなみに中国のお正月は赤と金がテーマ色。福の字を逆さにはしていなかったが、「福が来る」というのは「福到」。福の字をひっくり返して表現するらしい。また日本の金柑がお金を、落花生(長生果と書くらしい)が長寿を象徴していてお正月には書かせないものらしい。韓国や中国のお正月のことを、ESLの仲間の発表で知ったのだが、同じアジアだけあって非常に理解しやすく似た習慣があるのだなぁ...と。ちなみに金柑はやはり皮を食べるものだそうだ。