なかのZEROでの新春能「船辨慶」で配られたチラシに、シテの小島英明さんが開催される「お能にトライ!」という体験講座の情報がありました。 会場は中野区立歴史民俗資料館で、すり足の所作や謡の発声を体験できるということで、3月に参加してきました。 講座開始早々、小島英明さんが突然、3メートルという間近で「高砂」の有名な冒頭を朗々と謡われました。見所から舞台上の謡を聴くのと違い、同じ高さからだと声量が半端なく圧倒されました。音の密度が高いというか、鼓膜が押されるような、とにかく迫力が凄かったです。この体験ができただけでも当講座に参加できて良かったと思いました。それから参加者全員で「高砂」を謡い、プリ…