2007-06-14

フルハイビジョンの1080pではなく、1080iですが。

とは言うものの、やはり嬉しい。

本日も先日の続き、ホームシアターでの導入記となります。
19時から、この素敵な部屋を作って下さったアークスの白須さんにお越し頂き、インストール作業をお願いしました。
先日結線＆設置したAVアンプ Panasonic SU-XR700のサウンド再設定から、プロジェクターBARCO Cine7LTの映像入力、映像入力のコンバージェンスなどの確認まで。
全てが終了したのは21時20分。
長時間かつ遅い時間まで、お疲れ様でした。

アークス公式サイト：http://www.arcs-jp.com/

手こずったのはPLAYSTATION 3の映像出力設定です。
周波数を選択するのは良いとして、その設定で決定したくともどう決定したら良いのか、画面とマニュアルだけでは全く分かりません。
これは製品として問題アリではないでしょうか。
十字キーを適当に動かしていたら決定出来たので上手く行きましたが、そんなのは画面でもマニュアルでも分かりません。
ちょっとはしょり過ぎなのでは・・・。

とまれ最新ヴァージョンであるV1.8にアップデート済みですから、Blu-rayのダウンコンバート出力が対応しているのは大きい。
いや実際、このヴァージョンアップが無ければ、今回のPS3導入はありませんでした。

Cine7LTは720pまでしか対応していないので、Blu-ray Discは1080iでの出力となりました。
今まではDVDプレイヤーからCine7LTまで映像ケーブルは直結でしたが、これはSU-XR700経由となります。
PS3からアナログ・コンポーネントでSU-XR700に繋ぎ、ここから同じくアナログ・コンポーネントでCine7LTに繋ぎます。
さて結果は・・・

1080iによる美麗な映像空間が出現したと言っても過言ではないでしょう。
いや、正直言って、これならば1080pでなくても十分じゃないかと思ってしまいました。
ブラウン管式のプロジェクターなので、液晶のような動きボケも黒浮きもありません。
きっちりと調整された映像はフィルムそのもののよう。
ここで1080pを上映すればまた感想も違うのでしょうが、少なくとも今現在はその必要性を感じません。

BARCO Cine7LTも1,900時間経過の今でも元気いっぱい。
白須さんからのお墨付きです。

『カジノ・ロワイヤル』のオープニング・タイトル。
非常に細かい紋様で敷き詰められたデザインは、DVD-VIDEOの敵です。
紋様にまとわり付くノイズが、Blu-rayにはありません。

ダニー・クラインマンによる傑作アートに見惚れてしまいます。

エヴァ・グリーンも美しい。

写真では分かりませんが、そばかすまでもが克明に再現されています。

ボンド・カーことアストン・マーティンDBSもカッコ良く、思わずボンドが顔をほころばせるのも納得してしまいます。
ピカピカボディの金属の質感と、総革張りの内装の質感。
ラグジュアリーという言葉が似つかわしい。
ヴェネツィアのサンマルコ広場の人ごみも、単なる群集ではなく、1人1人が分離されています。
画質アップは作品をより楽しめるようになっていました。

このディスク、音声はドルビーデジタルとリニアPCMを収録しています。
聴き比べると雲泥の差。
リニアPCMの方が生々しく、音圧さえ感じられます。
非圧縮音声に利あり、です。
PS3自体の音も良いのでしょう。

今度はDVD-VIDEOを観てみました。
つい最近再生したものを選びます。
その方が画質の差も分かりやすいですからね。
本日再生したのは言わずと知れたDVD-VIDEOの名盤、『グラディエーター』です。

グラディエーターデラックス・コレクターズ・エディション〈2枚組〉 [DVD]

出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
発売日: 2003/03/21
メディア: DVD
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数年前にリリースされたこのディスク、今尚DVD-VIDEOの最高峰の1枚と言っても良いのではないでしょうか。
取り敢えず冒頭だけ観てみました。
温暖な地で麦穂を撫でる手。
その後に映る寒冷地でのラッセル・クロウの顔のアップ。
耳のうぶ毛まではっきりと分かります。
こんなに情報が隠されていたとは。
これでは次から次へと高画質DVDをかけてみたくなります。

PS3はDVDプレイヤーとしても中々侮れませんね。
これでリモコンが自照式だったら良かったのですが、致し方ありません。
暗闇でも操作出来るよう、ボタンの位置を覚えましょうか。

PS3のゲームソフトは購入予定が全くありませんが、プレイヤーとしてのコストパフォーマンスは高いと思ったのでした。
BD入門機としてこれは買いだと思います。