days of cinema, music and food

徒然なるままに、食い・映画などの情報を書いていきます。分館の映画レビュー専門ブログhttp://d.hatena.ne.jp/horkals/もあります。

まかいの牧場→河口湖行き(その2)



7時過ぎに起床し、すっきりとした頭で朝食を取りましょう。
場所は1階にあるラウンジです。

ビュッフェ形式ですので、好きなものを取れます。






私にしては珍しく和風な朝食。

自然薯の魅力に負けたのでした σ^_^;


牛乳が美味しいという話だったので、富士山見ながら1杯ぐいと飲み干します。


確かに美味しい。
味がはっきりしていました。
10時前にチェックアウト。
ありがとう、秀峰閣!
また来たいね!
サーヴィスもコストパフォーマンスも良い旅館でした。


さてお次は恐竜ブームの娘の為に、恐竜のロボットがいるというなるさわ富士山博物館に行きます。
しかし道中何故か渋滞が続きます。
そうか、今日からゴールデンウィーク後半が始まるのか。
休日平日を意識していなかったので、すっかり忘れていました。
桜まつりなど行ったら、恐らく帰って来られなかった事でしょう。
渋滞で1時間程掛かりましたが無事に到着。
道も1本でしたしね。

化石だけでなく鉱石類にも興味を示して来たので、「あ!むらさきすいしょうだ!」等と言いながら触ります。
しかしこんな辺鄙な博物館の恐竜ロボットかぁ…ま、大した事ないっしょ。
と思っていたら…
ごめんなさい。
インパクト絶大、物凄くリアルで迫力満点…いや迫力あり過ぎな原寸大ティラノサウルスがいたのでした。


しかも熔岩に埋れて悶絶という凄まじい状況でした。
全体を作らないで済む設定なのでしょうけれども、これはトラウマ級かも。
最初、娘は暗所でビビっていましたたが、慣れたら感心しながら?見学です。
「ティラちゃん、かわいそうだねぇ」とTレックスに大いに同情していました。
ここには40分くらい、出たり入ったりしていました。



鉱石が主となっている館内の売店では、何やらお願いごとをしていました。

特に妻に関してのお願いだったようですよ。


外に出るとトラップ発動!

流水の中の砂に大量の鉱石類が入っていて、ザルで袋一杯に取り放題というコーナーです。
途中からは何とダイヤモンドも30個入れられ、大騒ぎ。
しかし水が冷たい。
冷たすぎる。
数分もすると手がかじんでしまいます。
しかし昨年の潮干狩りでずぶ濡れになった娘も忘れて一心不乱に浅利取りに夢中になっていた妻。
はい、ここでも独りダイヤモンド採集に執念を燃やしていたのでした (^^;
その間、娘と私はひなたぼっこです。



しかし妻はよくやった!
執念実って見事ダイヤを見つけました。
思っていたよりも大きいですよ。
綺麗にカットされた直径5mmくらいのでした。
寒いし、もう昼だしで、ランチを取ってもう帰りましょうよ。



という事で、同じ敷地内にある道の駅なるさわ、にある食堂でランチを取る事になりました。
御土産屋さんで「ここのせんど蕎麦は美味しいよ」と言われたので、妻が食してみました。
私はモツ煮を頼んだら、本当にモツしか入っていないというストイックなものでした(^^
美味しかったですけれどもね。

さて、せんど蕎麦です。
温かい蕎麦の上に大根の千切りが大量に乗った蕎麦です。
これも全く期待していなかったのですが…びっくりの美味!
これは美味しかった!
なるほど、素直にお勧めに従ってみると良い事もあるものです。
他に御焼きも食べました。

中には野沢菜たっぷり。
これも美味しく頂きました。


さ、そろそろ帰りましょう。
富士山ともさようならです。
色々と楽しかったし美味しかった。
また来るよ!

Evil Dead


さて深夜は『死霊のはらわた』ミッドナイトショウ鑑賞に出掛けましたよ。
公開初日のゴールデンウィーク金曜22時45分からの回、横浜ららぽーとTOHOシネマズで1番大きな劇場で公開という強気の興業です。
私が観た回は20人強の入りでしたが、日中はどういう入りなのでしょうか。
ヒットしてくれるとオリジナル版好きとしては嬉しいのですが。


山奥の小屋に5人の若者達がやって来ました。
ミア(ジェーン・レヴィ)の麻薬中毒リハビリの為、その兄デヴィッド(シャイロー・フェルナンデス)、その恋人や友人らが集ったのです。
しかし地下室には多くの猫の惨殺死体が天井からぶら下げられており、さらに何かの皮で出来た禍々しい古文書が見つかります。
やめれば良いのに、古文書に掛かれていた文を読み上げた事からさぁ大変、何かが蘇り、山小屋での血みどろの惨劇の幕が切って落とされます。


1981年に製作された自主製作映画『死霊のはたわた』は、サム・ライミの処女長編作であり、彼の名を一躍世界的に有名にした映画でもあります。
日本での公開後、スプラッター映画なる言葉が市民権を得た(?)という意味でも、映画史に残る作品でありましょう。
もっとも当時私はまだ劇場では観ていなくて、公開とほぼ同時に出た画質の悪いVHSをお小遣いで購入し、中学の同級生らを家に招いて皆でわいわい楽しんだものでした。
牛乳飲んだりしながらネ(意味が分かる人は、このオリジナル版を観た事ある人デス)。
このオリジナル版最大の魅力は、大袈裟過ぎるダイナミックなキャメラワークや稚拙な特殊メイクも含めて、恐怖と残酷と黒い笑いがいっしょくたになった馬鹿力にあった事でした。
描写自体は超残酷なのに、それをやり過ぎるとギャグになるという「分かった」演出はとても魅力的でした。


こちらのリメイク版はライミらが製作に携わっていて、監督はウルグアイの新人フェデ・アルバレスという人。
プロットは旧作準拠でも展開はかなり変えられていて、これはかえってオリジナル版を強く意識したのでしょう。
例えば山小屋に若者たちが宿泊するなど、現代の感覚からするとヴァカンスとは程遠いのだから、だったらその理由に麻薬問題を絡めよう、という事ですね。
さらにオリジナル版にあった設定をひっくり返すかのような場面まで用意されています。
脚本や演出、特殊メイク等、非常に頑張った感はあるし、全体的に生真面目な作りになっていました。
だからか、オリジナル版の馬鹿力には遠く及ばないもとなっています。
それに正直、怖くなかったです。
禍々しい雰囲気は出ていたし、真面目は良いけれども、もう少し緊張を盛り上げて欲しい。
オリジナル版の面白さはサム・ライミの個性に直結していただけに、同じ手法でリメイクしても意味が無いというのは分かるのですが。
となるとある意味、無謀なリメイク企画とも言えるのでしょう。
ホラー慣れしていない、旧作を未見の観客の反応を知りたいとは思うのですが。