アンデスの碧い空よ!…

掟破りのスポーツ車にスタンド!



「養子」を迎えた。ではないな…、いい娘がいたので「身請け」をした。一台。ようするに自転車の話だ。

蕎麦ポタ仲間の"jinさん"。最近、「欲望」に狂っている。TREK6500という「相方(いいしと)」がありながら、浮気のし放題。外に囲う程度ならまでいいが、スレンダーな彼女たちを家にまで引き入れて妻妾同居状態。最近、TREK6500さんはまったくかまってあげていないらしい。しかも離縁まで考えているようだ。悪魔のような男なのだ。

可哀想なTREK6500さんを見かねて、不肖Hosanmが手を差し伸べたというわけだ。TREK6500さんとは知らぬ仲ではない。数分乗せてもらったという、深からぬ因縁もある。

日曜日、町田駅の隅っこの暗いところで、ひっそりと引き取り、家までブラブラポタリングがてら乗って帰った。小股の切れ上がった、気風のいい娘だ。しかも扱いやすい。玉川学園構内のアップダウンを苦もなくこなす。
「好きなようにしてやっておくんなまし」という"jin"さんの言葉のまま、さっそく行きつけの自転車屋へ。

「そんなにひどい仕打ちをしなくても…、お前は鬼か!」と抵抗する自転車店主をねじ伏せて、ワイヤー鍵のみならず、スポーツ車にあるまじき「スタンド」も装着させてしまった。だって、スタンドがないと町乗りには不便なんだよオ。

ま、そんなわけで、新しい自転車に乗っている。

ダウンヒルをするわけじゃない。所詮は町乗りだ。最初のあの娘と違うどの部分に惚れたのかといわれると、「ブレーキ」としかいいようがない。この娘のディスクブレーキは、わたしの雑なブレーキワークにもかかわらず、実に気持ちよ反応してくれる。その手の好き者のように、頻繁に岡場所に出入りしてわけではないので、その他の娘のディスクブレーキがどんなものだかは知らない。少なくともこの娘はわたしにピッタリなことはわかっている。

そんな「この娘」。さっそく名前を付けてあげた。「Cielo Azul de Los Andes号」だ。
ちなみに、今まで乗っていた白い「ガノ」は「Viento Blanco de Los Andes号」という。友人のコロンビア人が付けてくれた名前だ。
ようするに「白」から「青」になったというだけの単純な話なのだ。

縁が結ばれて最初のポタリング。今日は待ちに待った、永福町『黒森庵』のメニュー全制覇という野望が実現できる日だ。天気も上々。ポタ心地を試しに、通いなれた川ポタ。
仙川を登る。野川に移り、井の頭公園に戻り、玉川上水のダートを気を入れて走ってみる。だいじょうぶだよ。この程度のダートならば問題ない。ぶらんこ号と異なり、あすーる号は滑りやすいスリックタイヤなので、ちょっと心配だったのだ。でも、そのうちブロックタイヤに換えてあげよう。



善福寺川も走ってみたかったが、そろそろいい時間だ。神田川から直接『黒森庵』に向かおう。ポタ途中で偶然二度も出会った!今日の『黒森庵』制覇ミッションの参加者"aizさん"と一緒に、心も体も一路『黒森庵』だ。

で、それはどんなで、どうだったかというと・・・・・、諸々の関係でそれは次回に書こう。飲み食いに夢中で『黒森庵』での写真を一枚も撮っていない。他の参加者が写真をブログにアップするのを待っている・・・・・という訳では、決して、絶対、間違いなく、って言うか、ない。