ハッピーミディアムプレス「サイファイ アンド ファンタジーモデラー 第20号」

SF&FTモデラー、今巻表紙センター位置を占めているのはILMのスタッフである Bill George氏インタビューから、同氏の手によるU.S.S.パスツールスタートレックシリーズの医療艦です。トレッキーな人々ならば納得のいくチョイスでしょうか、記事本文ではスタトレに限らず長年アメリカのVFX映画/TVに関わって来た氏のプロップ製作に対する思いなどが語られています。

スターウォーズブレードランナー、アメリカ映画のミニチュアプロップが至高の存在であった時代の記憶ですね。近年どんどんCGアニメ化が進んでますので、この先この分野の技術ってどうなっていくのだろう?先日静岡でホビーショーと同時に催されたモデラーズクラブ合同展示会に在った素晴らしい新デススターの作品が海外のニュースサイトで紹介されてたりしましたねぇと…


著名な作品の著名なプロップに混じって地味な存在ながら良作(だと信じる)な映画「インナースペース」の撮影風景が載っててびっくり。やってることが相当アナログなので2度びっくり。「ミクロの決死圏」をリメイクしたような内容なんであまりひとの口端に登らないけど、面白い映画なのですよ〜


その他の記事類は相変わらずメジャーからマイナーまで硬軟いろいろ取り交ぜです。良い意味でカオスな雑誌ではあるのでしょうか、あまり営業意図が感じられない気がする(苦笑)「2001年宇宙の旅」の「ドイツ軍核兵器プラットホーム」ってナンダカホントウニワカラン…

しかし大丈夫、「ナイトライダー」のカールとか最近公開された2000じゃない方の映画「デスレース」に登場するフランケンシュタインのフォード・ムスタングなど日本でも名の知られてる作品もちゃんとあります。


もっとも知られているのはマシーネンクリーガーのフレーダマウスであろうか。洋物SFにまじって日本のデザインが同列に置かれているのは嬉しいですねー。しかしやっぱり海の向こうのひとは色彩感覚が違うのかな、とも感じます。


例えばこちらはサンダーバードに登場するパトロールカーなのですけれど、ボンネット表面のラメ調な塗りは複数のクリヤー塗料をブラシで細吹き、過程だけ見ると粗い表現にも思えます。実物のプロットを知らないので何ですけれど、完成した際にはその粗さが不自然には見えずによくまとまっている。不思議ですね。単に色彩だけでなく普段生活している風土や空気の影響も違ってるのだろうなと、


このポーラライツ(旧オーロラ)製「魔女」の炉床の火の具合をなんとまあキャンディーを砕いて表現してるんで愕然とする。
日本じゃ風土や空気の影響が違うんで到底こんなの出来ませんぜ湿気とか湿気とか虫とか虫とか食べ物で遊んじゃいけませんとか…


しかしMADE IN WALESなのか。UKじゃないんだ。

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