cobaanii「1/12 昭和の学校 木の机と椅子」

様々なジャンルで質の高い木製加工品を発売しているcobaanii mokei工房の、こちらは1/12スケールの主にアクションフィギュア用アクセサリー「想い出横丁」シリーズの製品です。

机・椅子とも各2個入りの製品となります。木の薄板に精度の高いレーザー加工が施され、ほんのわずか存在するゲートをカッターで切り離せばあとは組み立てるだけの簡単な作業。


cobaaniiの木製品は合板を使ったものが多いのですが、本製品にはヒノキ材が使用されているのでパッケージを開封すると良い香りが広がります。これはプラスチック製品では味わえない種類の感動ですね(笑)


天板の接着位置もレーザー加工で明瞭に刻印されています。この技術は木材の使用幅を相当広げたのだろうなあ。全然関係ない話ですけれど、割り箸に変わる間伐材の利用とかなんかないもんですかね。たぶんもう誰かがウマいこと見つけてるんだろうとは思いますが……

いや、昨日子供向けのエコロジーイベントで「環境保護のためにマイはしを持ち歩く」みたいな文字を見かけてモヤモヤしてるんですよちょっと


組み立て用のジグが付属します。こちらは厚紙の加工品で、木材と同様に精度の高いものです。木や紙と聞けば脊髄反射的に「ひとのぬくもり」や「あたたかさ」みたいなワードがプロパガンダ的に湧き上がるかも知れませんが、これらはむしろ金型加工と同様のデジタルで厳密な逸品で、安価で加工しやすい材質によって製品構成されているのが長所なのでしょう。


このようにピタリとはまる気持ちよさです。もしうまくはまらない場合は得てして人間の方が間違ってるので、パーツ番号や取り付け位置が正しいかをもう一度確認しましょう。


接着剤は取説で特に推奨されている製品もあるのですが、100均で買ってきた木工ボンドで充分くっつきます。


こちら椅子のほう、完成となります。木材をホゾ穴で組みつけていくとなんだか中学校の技術室を思い出すな。


机の方も手順は同様ですけれど、こちらは「脚」部分を線対象の形状で作るために左右で部品の入れ替えがあります(文章で書くより取説の図示見れば一発でわかります)


机も完成です。うっかり部品を付け間違えても簡単にバラせるのは木工ボンドのいいところですね!(力説)


2セット完成するとこんな並びになります。残念ながら、かな。自分はこのタイプの机や椅子を学校で使うことはなかったのですが、一部特別教室の椅子は木製でしたでしたね。ハセガワの理科室の、椅子だけ木製にしたら脳内のノスタルジ野が激しく刺激されるのですが……


ニス塗りしてたほうが学校教材らしいよなあと水性ニスを筆塗りしてみました(アトムハウスペイントの製品を使用)。普段使いなれてないものでミョウにムラになってしまいましたけれど、このようにムラが残っていた方がなんか


ムラの小学校


っぽいってうん、ちょっと反省している。「あとで反省すればいいや」で済むと思ったら大間違いであります。


撮り忘れていましたが机の方にはもちろん物入れが存在します。授業中にマンガを隠れ読んだり早弁も自由自在だ!


組み合わせるべき1/12スケールアクションフィギュアは、実はもうお題は決まっているのですが、いまだ組み立て途中なのでとりあえずダンボーに代返してもらおう。先生、だれそれさんはお休みです。うん、それはいいから椅子に立つなよお前。


月は変わって今日から7月、今月は国政選挙が控えていますから選挙権を持つモデラー諸氏は是非投票に参りましょう。とりわけ指定投票所がもよりの小学校の方はこの聖域に合法的に潜入できるチャーンス!なので机とか椅子とか体育館とか跳び箱の様相をチェックだ。カメラ持ち込むと怒られるかもしれないからその目にしっかと焼き付けるのです!捕まらない程度に!!

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