ブッダの瞑想法

ブッダの瞑想法: ヴィパッサナー瞑想の理論と実践

本書は、地橋 秀雄氏による、ヴィパッサナー瞑想の指導書です。
著者の地橋氏は、タイ、ミャンマー、スリランカの瞑想道場での修業をへて、現在は日本で瞑想指導者として活躍されております。

日本語で書かれたヴィパッサナー瞑想の指導書といえば、スマナサーラ長老のものなど何冊か思い浮かびます。
それらに対する、本書の最大の特徴は、宗教臭さが希薄なところです。
日本では、瞑想には興味があるけれど、宗教はキライ、という人がけっこういるのではないでしょうか。
そのようなかたでも、本書は抵抗感無く読むことができると思います。

また、著者の地橋氏は瞑想指導者としても10年を超えるキャリアを持っています。
そのため、本書の解説部分では、多くの日本人の生徒が瞑想をおこなううえで、疑問に思う点などについても、いきとどいた解説がなされています。
ヴィパッサナー瞑想に興味はあるけれども、宗教に抵抗があるかたにおすすめの１冊です。