under 異界ノスタルジア

今月の新人さんその4。第14回電撃小説大賞・銀賞受賞作。
異能バトルモノ。失踪した兄から手紙を受け取った高校生の主人公が訪れた先は、異界がらみの事件を請け負う探偵事務所だった...と言う感じで話が始まります。
死んだ後、魂の集う異界。その異界から未練を持った魂が現世を侵食する...と言う設定。普通に面白かったです。
異界の設定は変に凝り過ぎてなくて分かりやすかったし、ずっとシリアスな展開も読みやすくてグッド。どのキャラもしっかり立ってるし、事件の顛末が二転三転する展開も良い感じ。充分楽しめました。
この巻であれこれ覚悟を決めた主人公が、今後どんな風に成長していくのか、非常に楽しみです。続編出るよね?