神なる姫のイノセンス

主人公は高校生。超大企業の一族に生まれたが、諸事情により至って平民な生活を送っていた。しかしある日、10年間会っていなかった双子の妹の企みで、女子高にただ一人の男として転入する事に。妹曰く、ヒメ神と呼ばれる優秀な一部の生徒を落としてハーレムを作れとの事だが...と言う感じのお話です。
面白かったです。超お嬢様しかいない女子高に男1人で放り込まれ、ヒメ神である生徒たちとドタバタと繰り広げられるラブコメが良い感じ。ヒメ神は何人か登場しますが、今回のメインヒロインは生徒会長・鳴神かなみ。これがとても可愛くて素晴らしかったです。気の強いキャラで序盤は主人公とそりが合わないのですが、彼女の命を狙った事件を通じて距離が縮まった後のデレっぷりがヤバイです。
また、主人公も妹の企みに振り回されるものの、完全に言いなりな訳ではなく、ちゃんと自分の考えを持って行動する所が好印象。ヘタレじゃないのは良い事です。
ストーリーとしては、ヒメ神たちと主人公はそれぞれ少し特殊な能力が使えて、主人公のそれは他人に何でも命令出来る「王の声」。この力とヒメ神の設定が話の中心。設定を読む限りでは、もうハーレム作るしかない内容になりそうなので、今後の展開がとても楽しみ。ラブコメも加速しそうだし。続きにも期待。