ゴミ箱から失礼いたします 4

各人が抱えているコンプレックスが裏返って妖怪化するアイテムのお陰で大変な事になった高校を舞台に、「妖怪ゴミ箱男」になってしまった主人公と、主人公を取り巻くラブコメ話、これにて完結。
とても良かったです。まさかこんなに真っ当なラブコメとして完結するとは夢にも思いませんでした。なんせ、読んでて小っ恥ずかしさすら感じるぐらいですよ? いつもゴミ箱に入っている男が主人公で、こんなに甘酸っぱい話になるなんて、想像すらしなかったよ...。1巻を読んだ時には「ラブコメと言うよりは少し不思議な雰囲気のあるコメディ」と言う認識だったのに。2巻3巻とラブコメが加速して、最後には本当にストレートなラブコメ。ツン多めだった氷柱さんがデレて、萌太はバカ正直に想いを伝える。もう、読んでて転がりたくなるぐらい。素晴らしかったです。
1巻の雰囲気が好きだった人には、逆に合わない展開だったのかも知れませんが、個人的には超満足。良いシリーズでした。次回作にも期待。