Re(アールイー):5

シリーズ最終巻。中二病で根っからのバカが、そのバカらしく一途な信念で世界と少女を救う。素晴らしい結末でした。面白かった!!
木漏れ日現象とアルルの関係の真相、そしてこの現象を起こし続けていた元凶。全てが主人公にとっては耐え難いほどに辛いものでしたが、それら全部を乗り越えて、「約束を守る」ために泣いて叫んでそして笑って。スマートに事態を収束出来るような格好良さは無いけれど、どれだけ泥臭くても諦めずに立ち向かい続けた主人公は、真に英雄だったと思います。
間宮さんも良かった。この娘がいなければ、主人公は折れたままだっただろうなぁ。全てを受け入れるかのように慰めて、けれど立ち直って貰うために鞭だって振るう。良い娘です。そして主人公に想いを伝えてからの可愛らしさと言ったらもう...。
これにてシリーズ完結。最後まで熱くて本当に素晴らしかったと思います。次回作にも期待。