危うしアイピーモバイル

NextWave Wirelessは諦めたようです。

携帯電話事業への新規参入を計画中のアイピーモバイルは19日、筆頭株主が米通信会社NextWave Wirelessから再び森トラストに変わると発表した。森トラストは同日、引き取った株式をアイピーモバイル経営陣の1人に売却することを明らかにした。ただ、アイピーモバイルは「経営陣への売却は把握していない」としており、事態がもつれている。
NextWave Wirelessと森トラストは同日付でアイピーモバイルの発行済み株式の69.23%を売却する契約を結んだ。
森トラストは今年4月にアイピーモバイル筆頭株主となったが、7月にNextWave Wirelessへの株式売却を発表。その際、「事業化が困難な場合には買い戻す」との契約を交わしていた。
(2007年9月20日=NIKKEI NET)

SoftBank、8社連合形成

次世代高速無線通信の免許獲得を目指しているSoftBankイー・アクセスは、niftyなどISP大手4社と提携する。近くゴールドマン・サックスグループなど投資会社2社を含む8社共同で企画会社を設立して連合を形成する。KDDIは京セラなどと新会社設立を発表、NTTTDoCoMoはTBS、三井物産などとの連携を検討しており、免許取得を競う四陣営の顔ぶれがほぼ固まった。
ソフトバンク陣営に参加するISP大手はniftyのほかNEC BiglobeSo-net、freebitの4社。ゴールドマン・サックスシンガポールの政府系投資会社、テマセク・ホールディングスも加わる。免許を獲得して事業化する場合、基地局設置などに数千億円規模の資金が必要なため、ゴールドマンなどは資金調達を担うとみられる。
(2007年9月20日=NIKKEI NET)

萩原天神でベビーカー引きずられる

危機一髪としかいいようがありません。監視カメラのHDTV化あたりが現実的な策なんじゃないかと思うのですが。

20日10時10分頃、南海高野線萩原天神駅で、大阪市住吉区の主婦(38歳)が男児(1歳)を乗せたベビーカーを押し、難波発河内長野行きの普通電車(6両編成)から下車しようとした際、ベビーカーの取っ手の部分がドアに挟まれた。電車はベビーカーを挟んだまま発車し、車内の乗客が気づき非常ボタンを押して約140m先の踏切内でようやく停車した。この間、ベビーカーは車両の外に宙づり状態だった。女性はホームで数m引きずられて転倒し、右ひざに打撲などの軽いけが。ベビーカーの男児にけがはなかった。
南海電鉄によると、女性は前から2両目の車両に乗っていて、先にホームに降りた後、ベビーカーを抱えて降ろそうとしていた。ベビーカーの男児は踏切で通行人に救助された。車両はドアが閉まったことを機械で感知する仕組みだが、すき間が3cm程度の場合、感知しないという。非常ボタンは発車して50mを過ぎたときに押された。
ホーム上の安全は、車掌が目で確認して扉を閉めることになっているが、現場のホームは進行方向に向かって緩やかな右カーブになっており、2両目付近は死角になっている。死角をカバーするためホームに監視カメラもついており、車掌がモニターで確認することになっていたが、車掌はベビーカーに気づかなかったと見られる。
ホーム両端にはさくがついているが、ベビーカーは車両とさくの間を通過したという。
同駅には当時、改札口に駅員1人がいただけで、この駅員は、電車がベビーカーをドアに挟んだまま発車したことに気づかなかったという。
(2007年9月20日asahi.com

<2007年9月21日追記>
運転士に確認させるのも、ホームが右側だったらどうするんだとか、いろいろありそうです。

ドアを閉めた普通電車の男性車掌(39歳)が社内調査に「(ホームへ先に降りていた)母親の姿は確認したが、(母親の)陰になったためか、ベビーカーには気付かなかった」と話していることが分かった。同駅ホームは電車の進行方向に向かって右へカーブしており、車掌からの見通しが悪かったことも判明。同社は当面、萩原天神駅のホームに社員を1人配置することを決めた。
南海電鉄は、運転士が後方確認をしていれば異常を発見できた可能性が高いとみており、運転士による確認の義務付けなど再発防止策を検討している。
(2007年9月21日=MSN-Mainichi)