『ほしのこえ』読了

ほしのこえ (KCデラックス)

ほしのこえ (KCデラックス)

 アニメ版は一度見たきりで実はあまり内容を覚えちゃいないんだが、相当にマンガ版オリジナルの要素が多い。……と言いながら、やっぱりオリジナルを覚えてないんじゃ語りづらいものが。アニメの最後ってこんなに分かりやすいのじゃなかったよね? こっちのが好きだ。
 一つちょっと気になったんだが、宇宙船と地球で時間の進み方が違うってのはつまり相対性理論によるいわゆる浦島効果を前提としてこの話は作られているわけなんだろうけど、作中でそこに触れられず説明すらされることなく当然のように扱われているのは、OKなのかい? うぅむ。そういえばアニメ版でも語られてはいなかったような。メインはあくまで遠距離恋愛の話なのであって、所詮は舞台装置でしかない小難しい理屈は無視してよしってことなのかしら。んー。ま、面白かったから良いか。

『ファイブスター物語』読了

ファイブスター物語 (5) (ニュータイプ100%コミックス)

ファイブスター物語 (5) (ニュータイプ100%コミックス)

 5巻を読み始めるに当たって、4巻までを引っ張り出して再読。そこまででもかなり難解な話だったような覚えがあったのだが、そうでもなかった。急に時間軸が飛ぶこともあるので、読みやすいとは言い難いけど。うーん。意外と昔読んだときの感覚が残っているということなのかな。

『2分間ミステリ』読了

2分間ミステリ (ハヤカワ・ミステリ文庫)

2分間ミステリ (ハヤカワ・ミステリ文庫)

 ひとつひとつの文章が短いおかげで手軽に読めるのは確かなんだけど、同時にそのせいで書ききれていないと思われる描写が多く、答えを見ても素直には頷けないものが少なからずある。あまり細かいことを書くと長くクドくなってしまうので、そこはもう割り切って「簡単に読める短い文章」であることに徹したのだろうが、答えに納得の出来ない問答集というのは読んでいてあまり楽しいもんではない。
 とは言え、手軽に暇つぶしが出来るのは魅力ではある。あとは値段がもう少し安ければ躊躇せず買えるのだが。この薄さで500円超はやはり高い。