ナムコには本当にキャバクラのオーナーでもいるんじゃないのか

 『アイドルマスター』の追加コンテンツと言うと、今までブルマ1000MSポイント(1500円)というのが有名だったけど、なんとついにその上位存在、スク水1200MSポイント(1800円)が来週配信されるらしい。
 今までのコンテンツをすべてあわせていくらになるのか知らんけども、多分パッケージソフト2本分にはなってるだろう。恐ろしいことだ。……いや、でも、よく考えてみると、そうでもないようにも思える。ソフトが出たのが今年の1月。いまから5ヶ月前だ。それがいまだに遊ばれ、盛り上がっている。そう考えると、パッケージソフト2本分てのはそう高くない。2ヶ月に1本のペースでソフトを買ってると思えばいいことで、そっち系のオタクとしては寧ろ少ないほうだろう。完全新作のパッケージソフトと比べるのはおかしいと言う意見もあろうが、しかし、買った本人たちが楽しんでゲームを遊び続けているのだから、間違ってはいない。これは大事だ。周囲がボッタクリだのキモイだの何と言おうと、買った本人たちが楽しんでいる。これ。無理やりに買わされてるわけでもなし、買ってプレイしている本人たちが楽しんでいるであれば、実際的なプレイの楽しさとかさっさと横に置いちゃって自称批評家さんやゲーム通さんが群がってあーだこーだ言ってるだけのものより、娯楽としてずっと健全だ。そして、ま、これは純粋にソフトだけの力ではないけど、ニコニコ動画では『アイドルマスター』関画は今でも人気のあるコンテンツだ。だいたい、発売から5ヶ月だ。5ヶ月。どれくらいすごいことか、他のハードと比較してみればいい。同時期に何が出ていたか。これが1月の発売リストこちらが2月の発売リスト。今でも話題になり盛り上がるソフトが、他に一体どれだけあるか!


 とか言っておいて何だけども、まー、そもそもハードを持っているユーザー数が少ないから、結局売り上げは大したことにはならないんだよな。ダウンロードコンテンツの1億円だって、もっと売れているハードで出していればパッケージソフトの売り上げだけで同じ分を超えてたろう。ニコニコ動画で盛り上がっていると言っても、売り上げにはほとんど繋がっていないはずだ。古い(と呼ぶと言いすぎだけど、さすがにもう新作とは呼べない)ソフトが話題になるのも、単にXbox360および次世代ゲーム機全体のソフト数がまだまだ少ないがゆえ。何もかもいいこと尽くめではなく、ほぼ全てにおいてネガティブな面と表裏一体でしかない。
 売れてはないけどもそれなりに話題になり続けるソフト、売れはしたけどあっという間に話題にならなくなったソフト、果たしてどちらが幸せなのか。会社的にはとりあえず後者だろうけど、しかし、これはプレイステーション2のソフト販売とかで以前からよく言われていたことだけど、どんだけ売り上げが良かろうとも一過性のものでしかないってのは、なんだか悲しいと言うか空しいと言うか勿体無いと言うか、そんな感じがしてしまうのよなー。そう言う点で、おれは『アイドルマスター』のやり方にはすごい感心するし、素晴らしいなと本当に思う。あくまで『アイドルマスター』だからこそ成功できたであろうやり方、てとこも含めてね。少し前までやたらめったらテイルズシリーズを濫発しまくってたのと同じ会社とは思えない賢さだ。


 勘違いする人もいそうなのでひとつ言っておくと、俺は『アイドルマスター』やったことないし、持ってもない。ファンの自己弁護ではないよ。