十二単(じゅうにひとえ)

みやぎぬ

みやぎぬ 1988年発売 特種製紙
今朝テレビを見ていたら、小中学生対象のGoogleロゴデザインコンテスト「Doodle 4 Google」の話題を取り上げていた。グランプリ作品はタンチョウヅルと竹、梅を使ってGoogle文字を形作り、色合いや模様は平安時代をテーマにしたと言う純和風の落ち着いた作品だ。
この絵柄と色使いを見ていて思い浮んだ紙が有る。「みやぎぬ」だ。
みやぎぬは、平安王朝の唐衣(からぎぬ)をモチーフにしたと言う説明からすると「宮衣」と書くのだろうか?そんなことを考えながらひらがなの「みやぎぬ」と言う文字を見ていると、あらためてひらがな表記の「みやぎぬ」が平安文化を感じさせるのだと思った。
色使いも平安朝と言う感じで派手ではないがきらびやかな色が並んでいる。見本帳を扇のように広げてみると十二単(じゅうにひとえ)の着物のようだ。
このまま御雛様に着せたいぐらいの上品な逸品だ。