ATP
Association of All Japan TV Program Production Companies(社団法人全日本テレビ番組製作社連盟)の略称。
日本における業界「大手」が中心となって設立した番組制作会社の団体。
正会員社だけで130社を数える。
サブ内の番組スタッフ
サブのメインモニター正面に座るのは、スタジオ演出の責任者であるオンエアディレクター。
その日の担当ディレクターやチーフディレクターが務めることが多い。
その右隣が撮影部のリーダー、テクニカルディレクター。
カメラアングルを指示し、カメラを切り替えることから「スイッチャー」とも言われ、ベテランのスタジオカメラマンが行うことが多い。
オンエアディレクターの左隣にはタイムキーパー(「TKさん」と呼ばれる)が座る。
テレビ業界では数少ない女性ばかりの専門職。
他には、機材のメンテナンスを行い、番組の映像状態をチェックするビデオエンジニアという技術職、マイクの状態をチェックして調整する音声、音楽や効果音を担当する音効、テロップを担当するテロッパー、VTRの頭出しなどをするVTR担当など、サブには10名ほどのスタッフが詰めている。
テレビ局の職種を一般の会社組織に置き換えると
プロデューサー:ある部署=番組の予算と部下を管理する責任を持つ「部長」
ディレクター:「課長」以下「平社員」まで。
テレビ局員のキャリアパス
テレビ局社員は数年のディレクター経験で、あるいは直接、プロデューサーになる。
ただし、制作会社では、30代後半から40代のベテランディレクターがプロデューサーになることが多い。
コマーシャルの総量規制
1週間のコマーシャルの総量は、日本民間放送連盟(民放連)により、「総放送時間の18%以内」と決められている。
(放送基準148)
※放送基準
( http://www.mro.co.jp/mro-info/18kokoku.htm )
北陸放送株式会社のHPより
スポットCMとタイムCMの見分け方
- 秒数:スポットは原則15秒⇔タイムは30秒が基本
- 提供:番組の提供クレジットがあるかないか
視聴率調査の実態
現在、ビデオリサーチ社の独占事業。
09年現在、関東地区の1都6県に600世帯、全国で6600世帯に測定器を設置。
調査する世帯はマスコミ関係者がいる家を除き、一般家庭から無作為に抽出され、定期的に入れ替える。
データは電話回線を通じて毎日早朝に自動的に集められて集計され、契約しているテレビ局や企業は朝9時には前日の視聴率を知ることができる。
番組ごとの世帯視聴率だけでなく、「毎分:まいふん」と呼ばれる1分ごとの瞬間視聴率も報告される。
関東、関西、名古屋の3地区では個人視聴率も調査されており、年齢や性別で区分けされたデータが報告される。
(関東の場合、C, T, M1, M2, M3, F1, F2, F3の8区分)
視聴率の誤差
統計上の誤差は視聴率10%の場合でプラスマイナス2.4%、20%でプラスマイナス3.3%。
(ビデオリサーチ社報告 http://www.videor.co.jp/rating/wh/07.htm)
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