欧州系で起こりやすいDNA多型

 DNA突然変異の発生率の違いは、科学界でかねてから議論の的となっていた。研究チームは、ある地域の居住民だけではなくすべてのヨーロッパ系米国人が、おそらく3万から10万年前、小規模な集団でヨーロッパに移住した際に遺伝的ボトルネックの影響を受けたのだろうと指摘する。

オリジナル論文 → Genotype, haplotype and copy-number variation in worldwide human populations. Jakobsson M et al. Nature 2008 Feb 21;451(7181):994-7.
Proportionally more deleterious genetic variation in European than in African populations. Lohmueller KE et al. Nature 2008 Feb 21;451(7181):994-997.
Natureの同じ号に類似論文が2つ載っているあたり、いかにも今注目されている分野という感じです。引用したニュース記事、「ボトルネック」じゃなくて「創始者効果(founder effect)」なんじゃないかなぁ、と思いつつも、まだオリジナル論文を読んでないので断言は避けます。

Firefox同期アドイン FolderShare

ブラウザ設定情報の同期ツールは多々あるが、アドオンや各プロファイルまで全部、複数のマシンで同期するとなると、このFolderShareを使う方法がお勧めだ。

プライベートPCでは頑迷なまでにOperaを使っていたのですが、いい加減ラボのPCと同期させたいのでFirefoxを導入しました。この2台を同期させるにはFolderShareが良さそうです。これからインストしてみます。

動物園でチンパンジーを群飼い

 計画によると、市は08年度当初予算案に1億2550万円を計上。雄1頭、雌3頭を買い入れる。雌には子育てがうまいベテランをまぜる。将来は繁殖させ、6頭程度の群れを目指す。群れで飼うと、けんかしたり、仲直りしたりする本来の行動が見られるという。

4頭のチンパンジーに1億2550万円・・・新しい育舎(アリ塚付)を建てたりするのに必要な部分も大きいんでしょうが、膨大な金額です。この群れ、実際にフォローしていくと雄が1頭というネックが早晩出てくるのではないでしょうか。完璧なハーレムで「けんかや仲直り」はどこまで行われるのか。また、生まれてくる子チンパンジーは全て兄弟なのも問題かと思います。

出待ち

あちこちの建物の前で雨の中じーっと待ってる中年の人、しかもほとんど女性・・・あー、受験生の親御さんですか。ここは小学校のお受験会場じゃないんですが、大学受験はいつから保護者同伴になったんでしょう。傍から見ててマジ怖いです。

NYフィル→クラプトン

英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)は25日、北朝鮮が英国の著名なロックギタリスト、エリック・クラプトンさんに、平壌で来年公演するよう招請したと報じた。

NYフィルの平壌公演が今晩だってのに、将軍様は早くも次のターゲットをお示しになったご様子。ギターの神様に「公演するように」と言えるとは・・・最近妙に音楽にご執着ですが、引田天功はもういいんですか?

エセ全盲で生活保護

調べでは、丸山容疑者は障害がある場合に受給額が加算される制度を悪用。目が見えるのに「視覚障害1級(全盲)」の認定を受け、07年11月?08年2月の4カ月間で市から受給した生活保護費のうち、障害加算額と重度障害加算額の計16万4920円をだまし取った疑い。容疑を認めているという。(中略)
 丸山容疑者は同市中央区の眼科医に「視神経炎」で「ほぼ全盲」と診断され、市が99年4月に障害認定した。

知り合いの眼科医が飲み会の席で話してくれたケースが現実にあるとは・・・眼科には一定の割合で「目が見えない」と来院する患者がいて、彼らの目的がこの障害者認定の生活保護。もちろん知り合いの眼科医はきちんと見抜いて諭して帰すそうですが「日本の教科書には偽称への対応がほとんど書いてない。アメリカの教科書には一章ぐらい割かれてるのに」と嘆いておられました。患者だけじゃなく、今回のケースのようにいい加減な診断を下す意識の低い医師も、残念ながら皆無ではないとのこと。嘆かわしくも悩ましい。