ナイトレンジャー日本公演

先日まで、ブラッドギルスのギターについて書いてきたので、行かない訳がないでしょう、という感じで渋谷CCレモンホールのライブ2日目に行ってきました。

実は、1日目のチケットを確保していたのですが、急にはずせない仕事が入り、半ば諦めかけたライブだったのですが、1日目のチケットは友人に譲り、自分たち夫婦は2日目のチケットをゲットしたのでした。執念が勝ったライブ。

25年ぶりくらいの、ナイトレンジャーのライブは、とにかくとにかくとにかくカッコ良かった!

さすがに、ブラッドギルスをはじめ、オリジナルメンバーのおじさん化は避けられなかったものの、演奏もステージ上のアクションもそれを感じさせるものは何もなかったですね。往年のヒット曲が、ビシビシと投げかけられて、こちらも熱くなる展開です。

新メンバーの馴染み度合も非常に良かった。その新メンバーと作ったニューアルバムを、ライブの3日前にゲットしたのですが、このニューアルバムが予想外に良いのです。

昔、バラードロックと揶揄されたこともあるらしいナイトレンジャーですが、ニューアルバムはしっかりとしたロックでした。初期のナイトレンジャーが好きな人には、おすすめします。

2日目のライブでは、オジーオズボーンのカバーも演奏されました。「ブラッド、昔オジーのバンドにいたんだよな?おまえのもっとも好きなオジーオズボーンのソロは何だい?」という突っ込みで始まったのは、まさにビック・サプライズでした。

サムホエア・イン・カリフォルニア

サムホエア・イン・カリフォルニア




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ストラトが復活しました 〜 ナイトレンジャー、ブラッドギルス・モデル

先日、復活(レストア)を宣言したブラッドギルス・モデル(以下、BGモデル)のストラトが、ようやく完成いたしました!

電気系の部品をすべて取り換え、図面を見ながら配線をし、半田ごてを操り、テストすると大丈夫そうでした。

ドキドキしながら弦を張り、プラグインして、アンプのスイッチを入れました。

じゃ〜ん!ちゃんと鳴るではありませんか!はじめてのレストア作業だったので、心配でしたが、無事に完了しました!!


全工程はこんな感じです。

  1. 部品の選定、発注
  2. 古い部品を除去、清掃
  3. 静電気対策(→今回は銅箔テープをピックガードの裏全面に貼ってみました)
  4. 部品のとりつけ
  5. 配線(結線のみ)
  6. 配線テスト
  7. 半田づけ(もっとも緊張する場面です)
  8. 最終テスト
  9. ギター本体に取り付け
  10. 調弦、完成


1の部品の選定は、ネットが大活躍です。ネジの径など、間違えないように慎重に測って探していきます。1つ1つの部品は小さくて安いても、部品点数がかなりの数になるので、店頭で探していたら大変なことになったでしょう。

DIYのリスクがあるので、ここではそれをお薦めするつもりはありませんが、ある程度の電気器具の工作経験のある方なら、それほど難しい作業ではないと思いました。僕は、学生のときにラジオを作ったくらいですが、それくらいの経験でなんとかいけました。

しかし、幾つか注意点をまとめておきたいと思います。


1)配線
ストラトの配線はいろいろな方がすでにネットにアップしています。僕はコチラのサイトを参考にさせて頂きました。ピックアップ(PU)を買うと、その中にも配線図が入っていました。

しかし、PU切り替えのセレクターが国産と輸入品で配線が違うなんて、途中まで知りませんでした。国産(SCUD社のDM50など)は、入手しやすいのですが、ご覧になる図面が国産の前提なのか、輸入品なのかを知っておく必要があります。ちなみに、どう違うのかについては、コチラのページが参考になります。

お世話になったページの管理人のみなさま、情報ありがとうございました!


2)半田づけ
半田づけについては、ギター製作に限らず、いろいろな方がすでにネットでコツを書いています。僕も、経験はあると言っても、20年以上も前の事ですから、すっかり忘れてしまっています。作業に取り掛かる前に、情報を仕入れ、練習してみると良いでしょう。

ポイントは、いきなり半田づけをするのではなく、部品を半田ごてであたためておいて、その状態に半田を流し込むという部分です。部品が温まっていれば、溶けた半田があっという間に流れてくれます。量は少なめでも、しっかりと固定されていくようです。

その逆の、典型的な失敗例として、挙げられるのがイモハンダです。部品が温まっていない状態で、半田だけが温まると、活き場を失った半田がまるでお芋のような塊になってしまいます。これは部品の吸着には役に立ちません。これもネットで写真付きで知ることができました。

半田付けをする場所には、予め紙やすりなどで傷をつけておく、ボリュームポッドの裏などの平らな面に線を付けるときは、「予備半田」を施して、予備半田どうしを付けるようにすると作業が速やかに行える、などいろいろと学びました。もっとも緊張した場面でしたが、もっとも楽しかった工程です。

ギターの配線は、ビニールコードが多いので、半田ごてで溶かさないように、3次元を意識するのが大変でした。2箇所ほど、少し焦がしてしまったのはご愛嬌でした・・・。

 ※ ※ ※ ※

肝心の音は、ボディの実力が目立つようになりましたね。確か、定価12万円のストラトだったと思います。相応の音にはなりました。

それでも僕にとっては、思い出の詰まった一本なので、音の良し悪し以上に得るものがありました。

ちなみに、PUは、ナイトレンジャー仕様に戻して、ダンカンで揃えてみました。ブラッドギルスは、PJ Marxという既に廃盤になったメーカーのPUを使っているらしいのですが、僕はフロントとミドルをSSL-3のシングルコイル、リアをSH-4というハムにしてみました。

これを小型のマーシャルにつなぐと、以前に使っていたディマジオと比べて、80年代ロック色の強いサウンドになりました。

EMGなどの、半田づけを必要としないピックアップもあるのですが、サイトで音を聴いてみると、メタリカになってしまうので、頑張ってダンカンに揃えてみました。


以下は工程途中の写真です。


銅箔テープを付ける前のピックガード。どうやらこういう加工をしているものが多いらしい。


銅箔テープを貼った後。不要なところは、カッターできりとりました。


銅箔テープは東急ハンズで購入。裏がシールになっていて、作業しやすかったです。ノイズ対策としては、導電塗料をボディ側に塗るという方法もあるらしいのですが、ハンズでその塗料が入手できなかったため、銅箔テープにしました。比較はできていませんが、以前の状態よりもノイズは減ったようです。


新品の部品を取り付けた時点。このままずっと眺めていたい。


配線後の様子。ちょっとボケてしまいました。


新しいPU。PUの新しさよりも、ネジの光沢が目をくぎ付けにします。




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ストラト復活計画(前編)〜ナイトレンジャー、ブラッドギルス・モデル

先日、実家に寄ったときに、押し入れにしまったままのギターを持って帰ってきました。そのギターは、高校生のときに買ったフェルナンデスのストラト。赤いボディに黒いピックガードと言えば、ナイトレンジャーのブラッドギルス・モデル(以下、BGモデル)です!

ブラッドギルスのストラトは、リアのピックアップがハムバッカーで、太いサウンドが出るのですね。僕が買ったギターはフェルナンデスのピックアップが付いていて、音はいまいちでした。上位モデルは、ダンカンのピックアップが付いていたそうです。高校生だったときは、音がいまいちとは気づかず、十分満足していました。

大学に入って、ラッシュのアレックス・ライフソンのコピーをはじめました。アレックスと言えば、最近はPRS(ポールリードスミス)ですが、昔はいろいろなギターを使っていたそうですね。当時の記憶がほとんどないのですが、ラッシュをコピーするために、BGモデルのストラトディマジオのピックアップに交換して、ライブに使っていました。

BGモデルは、普通のストラトよりは重かった記憶があるのですが、そのせいかどうかは分からないけれど、低音がしっかりと出ます。さらに、ディマジオのピックアップは、歪ませても粒が細かい感じがして、エフェクターとの相性が良く、サウンド作りに良かったのです。

20年ぶりくらいに手元に帰ってきたBGモデルちゃん。わくわくしてアンプにつなげてみました。しかし、音が出・ま・せ・ん・・・。一瞬だけ音がなったような気がしたのですが、部品のどれかが駄目になったようです。

ハードケースに入れて保管をしてあったので、劣悪な環境ではなかったはずですが、さすがに使っていないと駄目になりますね。

今、うちにはPRSとレスポールがあるので、BGモデルちゃんとはここでおさらばか、と思ったのですが、この1本だけはなかなか手放せません。ストラトが欲しいなあと思っていたところですが、思い切ってBGモデルをレストアしてみることにしました。

エレキギターとは言え、楽器はボディ材(木材)の品質が命。僕のBGモデルは、お金をかけてレストアしても、音には限界があるのですが、思い出は何にも変えられません。学生時代はお金がなくて、ピックアップ1つ買うにも苦労していましたが、今なら大人買いで3つ同時に交換できちゃいます。

早速、ネットで部品を注文。家にはハンダごてもないので、東急ハンズに行って工具を一式揃えました。

今は部品が届くのをワクワクして待っているところです。レストアの様子は後編でお届けしたいと思っています。

BGモデルは、他にもたくさん愛着を持っている人がいるようですね。例えばコチラの方・・・。刺激になりました。

最近、ブラッドギルスと現ギタリストのジョエル・ホークストラが出ているビデオYouTubeで見つけました。このバージョンは対談が多いのですが、実際に演奏を紹介しているビデオもネットのどこかにありましたが、見失ってしまいました。元のビデオは入手したいです・・・。

ナイトレンジャーと言えば、僕は1stアルバムが一番好きですね。

ドーン・パトロール

ドーン・パトロール




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Metallica

ハードロックは大好きなのに、いままでMetallicaメタリカ)を聴いたことがなかった。嫌いだった訳ではない。ただ、縁がなかったのである。

昔は、MTVやラジオ番組などでON AIRされると、まずはCDを借りて、テープに録音して・・・、好きなアーティストを増やしていったものだが、そうした経路にのらなかったのは不思議だ。

さて、Metallicaには幾つも名盤があるらしいのだが、手始めにMetallicaというタイトルのアルバムを入手してみた。実は、Rockcityで放映したWherever I May Roamという曲が耳から離れなかったのである。

Wherever I May Roamは、ミディアム・テンポの荘厳な響きからはじまり、あれよあれよという間に早くなって、ギターのサウンドとベースラインが印象的な曲である。サウンドはハードロックだが、拍子が追いにくく、時折り変拍子になっているプログレッシブ・ロックのような展開を見せる。

アルバム全体を通じて感じるのは、Judas Priestのような硬派のハードロック(メタル)である。BGM的に聴くのではなく、心して聴くような接し方が求められよう。

メタリカ

メタリカ




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New Jersey(Bon Jovi)

2010年12月のライブ以来、すっかりファンになったBon Joviボンジョビ)ですが、まだ持っていないアルバムが多いので、揃えはじめています。

New Jerseyは1988年発表、4作目。前作がLivin' on a Prayerなどが入った大ヒット・アルバムでしたから、一般には少し勢いがかげってもおかしくないのに、そんな心配は無用でした。通して聴いてみるとクオリティもエネルギーも非常に高いのです。

国内盤を買ってみましたが、伊藤政則さんの当時のライナーノーツがはじけています(笑)。それだけ、当時の熱狂ぶりが伝わってきました。感心したのは、Bon Joviがその音楽だけでなく、音楽に対する姿勢においても、人気を集めていた様子です。

先日のライブでも、観客を沸かせるあらゆる工夫がなされていたのですが、ショーを究めてきた結果ではなくって、もっと底にある何かがそうさせているのだと思いました。

さて、New Jerseyですが、Jon Bon JoviとRichie Samboraのメロディー・メイク、リフ・メイクは秀逸で、言うまでもなく聴いていて爽快かつカッコいいアルバムです。振り返っているからこそ言えるのは、ハードロック色が強いアルバムですね。

NEW JERSEY

NEW JERSEY






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来日情報〜2011年5月

今年も早くも大物アーティストの来日情報がたくさん入ってきました。

まずは昨年トリオで来日したKeith Jarrett
今年はソロで来日だそうです。詳しくはコチラ

キースのソロと言えば、僕の印象では、トリオ以上に魂のこもった演奏であるということです。キースの精神集中力はすごいなあ、と昨年のトリオのライブで思いましたが、今回はさらに凄いことになりそうです。緊張感のある素晴らしい演奏が聴けることでしょう。


次に、TOTOですね。80年代のロック・・・、と言ってもスタジオ・ミュージシャンの集団でもあったTOTOは、凝ったコードや多彩な曲によって、他のバンドとは違うぞ、という雰囲気をプンプン匂わせていました。

最も売れたアルバムは、有名な曲「アフリカ」が入ったTOTO IVであるはずですが、今回はその次の作品のボーカリストがメンバーとして来日です。




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mug 〜 ベーシストが替わって、ふたたび激しくなった!

昨日は、渋谷のJZ Bratピアノトリオmug(マグ)のライブを観てきました。

毎回、オリジナルの楽曲を中心に、エネルギッシュな演奏で魅せてくれるmug!

この日は、新加入したベーシスト村谷さんのパフォーマンスが圧巻でした!


もともとmugは、ジャズの中でもテンポの速い、熱い演奏を好むバンドだと思っていました。数年前、大久保のライブスペースで、缶ビールを片手に観たライブでは、スタンダードな楽曲からオリジナルまで、結構激しい演奏をしていたと記憶しています。

アップテンポのジャズから連想される言葉は、グルーヴィーという言葉ですが、mugの演奏は、ピアノの河原崎さんが繰り出すメロディーやソロが美しく、違った言葉をあてはめたくなります。

特に最近は、オリジナルの作品のうち、メロディーを重視した曲や、スローテンポの曲がいいなあと思うようになってきました。おそらく、河原崎さんの感性が前面に出て、心地よさや親しみやすさを感じるからだと思います。

しかし、このバンドのルーツは熱い演奏にあり!そんな原点を、新しく入った村谷さんが覚ましてしまったようです。

この日のライブは、ドラムスの鷹家さんの音がでかい。そして、3人のエネルギーがぶつかりあうライブ感たっぷりの演奏でした!

4ビートのスタンダード調のナンバーから、プログレッシブなアレンジの曲まで、いろいろと楽しませてくれました。

今年は、ライブ活動を積極的に展開されるそうです。よかったら、一度足を運んでみてはいかがでしょうか?

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